松坂桃李、ハロプロオタクに!今泉力哉監督で劔樹人のコミックエッセイ映画化

松坂桃李、ハロプロオタクに!今泉力哉監督で劔樹人のコミックエッセイ映画化

 松坂桃李が、ハロー!プロジェクトへの熱い愛と、大切な仲間たちとの出会いと別れを描いた劔樹人の自伝的青春コミックエッセイ「あの頃。男子かしまし物語」(イースト・プレス刊)を実写化する映画『あの頃。』で主演を務めることが発表された。監督を務めるのは、『愛がなんだ』『アイネクライネナハトムジーク』の今泉力哉。公開は2021年を予定している。

【写真】原作の劔樹人(2012年撮影)

 松坂が演じるのは、ハロー!プロジェクトのアイドルにのめり込んでいく主人公・劔(つるぎ)。大学院受験に失敗し、地獄のようなバンド活動を続けながら、金なし、彼女なしの底辺の生活を送っていた劔は、ある日、松浦亜弥のミュージックビデオを観たことをきっかけにアイドルにどっぷりハマり、やがて仲間たちと共に遅すぎる青春の日々を謳歌する。『素敵なダイナマイトスキャンダル』「ひとりキャンプで食って寝る」の冨永昌敬が脚本を担当する。 松坂は、「原作者の劔さんのお話を伺ったとき、自分も“あの頃”に触れたとき、ふと感じ入るものがありました。初めてご一緒する今泉監督と共に作りあげていく『あの頃。』をスタッフ、キャストで楽しみながら形にし、お届けできればと思います」と意気込む。 一方、今年すでに『mellow メロウ』が公開され『his』『街の上で』の公開が控えるなど、いまもっとも注目されている映画監督の一人である今泉監督は「松坂桃李さんとご一緒できること、とても嬉しく思います」とコメントし、「憧れの監督である冨永さんに脚本を引き受けていただき、松坂さんはじめ、スタッフキャストの力を集結させて、原作よりもくだらなくてだらしない日常を生み出せたらなと思っています。お楽しみに」と期待をあおる。 ミュージシャンで原作の劔は、「愛するハロー!プロジェクトが、一層盛り上がるきっかけになれば、わたしのアイドルオタク人生に思い残すことはありません。今泉監督ですから、間違いなく原作より面白いです! また、主演の松坂桃李さんには、モーニング娘。のコンサートも一緒に観に来ていただき、その熱心な気持ちに、わたしのほうが感激して勇気をもらってしまいました。人生って素晴らしい。必ず keep yoursmile で、笑顔に涙な作品になると思います!」と語っている。(編集部・梅山富美子)