“ゼウス”鈴木たろうが大逆転劇の道標か?リーグ最下位から奇跡の浮上目指す/麻雀・Mリーグ

引用元:AbemaTIMES
“ゼウス”鈴木たろうが大逆転劇の道標か?リーグ最下位から奇跡の浮上目指す/麻雀・Mリーグ

 Mリーグ機構は「大和証券Mリーグ2019」、1月19日1回戦に出場する4選手を発表した。注目は、リーグ最下位に沈む赤坂ドリブンズの鈴木たろう(協会)。“ゼウス”の異名を持つ男が、まさに神がかった戦いぶりで、大ピンチに陥っているチームを、奇跡の浮上に導くか。

【中継映像】鈴木・岡田・前原・黒沢

 Mリーグ初年度の優勝チームで、今期も優勝候補だった赤坂ドリブンズ。ただ、今期はまさかといった数字が並んでいる。チームの中心となって引っ張った園田賢(最高位戦)は、個人成績で29人中28位と絶不調。また鈴木も、26位と低迷。ここまで沈めばチームが最下位になるのも必然だ。それでも鈴木といえば、打牌選択からその勝ちっぷりまで、まさに“ゼウス”と呼べるような神業を見せることで知られている。上位6位までのセミファイナルが霞み始めた今、一気に浮上させるには鈴木のような男の活躍が不可欠だ。

 反面、他の7チームからすれば、とにかく赤坂ドリブンズが息を吹き返すことは防ぎたいところ。ボーダー付近にいれば、ターゲットにされやすいからだ。現在リーグ4位のKONAMI麻雀格闘倶楽部は、下位の混戦からうまく抜け出し始めた。前原雄大(連盟)が、久々にゴジラ級の強烈な一撃をお見舞いすれば、セミファイナルへの道はさらに明るく照らされる。

 まさにセミファイナル進出のボーダー付近にいたTEAM雷電だが、新年に入って一気に上り調子に。気づけば首位争いの常連だったKADOKAWAサクラナイツの背中も見えてきた。黒沢咲(連盟)といえば、“セレブ”と呼ばれるほどの高打点が魅力の選手。勝利=大勝が予想されるだけに、チームポイントをプラス200台に乗せる可能性は十分だ。

 これ以上、足を引っ張られたくないのがKADOKAWAサクラナイツ。首位の座をセガサミーフェニックスに明け渡し、他のチームにも食いつかれ始めた。岡田紗佳(連盟)が、長い足で颯爽とランウェイを闊歩するように、粘る他チームを蹴飛ばすほどの快勝を収められるか。

【1月19日1回戦】

赤坂ドリブンズ・鈴木たろう(協会) 個人26位 ▲167.6
KADOKAWAサクラナイツ・岡田紗佳(連盟) 個人21位 ▲53.4
KONAMI麻雀格闘倶楽部・前原雄大(連盟) 個人8位 +82.5
TEAM雷電・黒沢咲(連盟) 個人11位 +17.5

【1月17日終了時点での成績】

1位 セガサミーフェニックス +307.7(60/90)
2位 KADOKAWAサクラナイツ +164.2(58/90)
3位 TEAM雷電 +136.2(58/90)
4位 KONAMI麻雀格闘倶楽部 +91.3(58/90)
5位 渋谷ABEMAS +11.8(60/90)
6位 U-NEXT Pirates ▲111.7(60/90)
7位 EX風林火山 ▲136.2(60/90)
8位 赤坂ドリブンズ ▲463.3(58/90)

※連盟=日本プロ麻雀連盟、最高位戦=最高位戦日本プロ麻雀協会、協会=日本プロ麻雀協会

◆Mリーグ 2018年に発足。2019シーズンから全8チームに。各チーム3人ないし4人、男女混成で構成され、レギュラーシーズンは各チーム90試合。上位6チームがセミファイナルシリーズ(各16試合)、さらに上位4位がファイナルシリーズ(12試合)に進出し、優勝を争う。