毎週続々と新作がお目見えするムービー業界から、注目の3作をピックアップ。今回は、“内に秘めた熱い想い”を感じさせるストーリーに注目！
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2018 VIOLET DREAMS LIMTED.
『ティーンスピリット』イットガールとしてもお馴染み、女優のエル・ファニングが、危うげでコケティッシュな魅力を惜しみなく発揮した『ティーンスピリット』。エル演じる田舎町の少女が歌手を目指す道のりを、『ラ・ラ・ランド』スタッフが再結集し、スタイリッシュなライブパフォーマンス＆幻想的な映像美で紡ぎあげる。
イギリスの小さな島に住む高校生ヴァイオレット（エル）は、貧しい母子家庭で育ち、歌うことが唯一の趣味。人気オーディション番組「ティーンスピリット」の予選が島で開催されると知ったヴァイオレットは、街を抜け出して歌手になるため、オーディションに挑戦することを決意する。
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とにかくエルの魅力がぎゅうぎゅうに詰まった本作。作品の要となる歌うシーンでは、吹替なしで驚愕の歌唱力を披露し、ほとばしる才能を見せつけた。そのほかにも、部屋でタンクトップ姿で髪を振り乱して踊る場面、マスカラを流して号泣する夜、ふとした瞬間のバスに乗っている横顔……どの場面からも、ティーンから大人の狭間で窮屈に息をする彼女の鼓動が伝わるよう。
さて、夢の切符をつかむには何がいるのだろう？ 煌めく力を与えてくれるのは、自分を奮い立たせるひとさじの勇気と信じて見守ってくれる人たちの心だということを、この青春映画が教えてくれる。
『ティーンスピリット』
2020年1月10日（金）より角川シネマ有楽町・新宿ピカデリーほか全国公開中
teenspirit.jp
配給：KADOKAWA2019 AMAZON CONTENT SERVICES LLC.
『イントゥ・ザ・スカイ 気球で未来を変えたふたり』2015年に公開された『博士と彼女のセオリー』でW主演を飾ったエディ・レッドメイン＆フェリシティ・ジョーンズの黄金ペアが、2020年に再タッグ。映画『イントゥ・ザ・スカイ 気球で未来を変えたふたり』で、気球に乗り命を預け合うバディとして新たな境地に立った。
1862年、天気を予測することができることを証明したい気象学者のジェームズ（エディ）は、気球操縦士のアメリア（フェリシティ）に「空に連れて行ってほしい」と頼み込む。2年前に夫を亡くしてから、気球からも離れていたアメリアだったが、悲しみから立ち直るため、飛行を決意する。
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上空では奇跡の連続で、実話を基にしたことがにわかに信じがたいほど。高度11，000メートルまで上昇したふたりが経験するのは、気温マイナス50度、酸素すらほぼない世界。恐ろしいほど澄み切った神秘的な空気、いつ嵐がやってきて命を奪われるかもわからない一寸先が闇の状況は、観客ごと極限状態に追い込んでいく。
堅物のジェームズも、奔放に見えるアメリアも、気球の中では違う顔を見せる。回想シーン以外、ほぼふたり芝居状態で真に迫る演技にもハラハラドキドキ。空の上で繰り広げられるドラマティックな展開に浸ってみては？
『イントゥ・ザ・スカイ 気球で未来を変えたふたり』
2020年1月17日（金）より全国ロードショー
https://gaga.ne.jp/intothesky/
配給：ギャガ
田中圭が演じる不器用な片想い…冬の寒さを吹き飛ばす、ハートフルな最新映画3作。
引用元：VOGUE GIRL
