竹原ピストルが「ザ・ノンフィクション」テーマ曲歌う「自分なりの体重を乗せた『サンサーラ』を歌うことができた」

引用元:スポーツ報知
竹原ピストルが「ザ・ノンフィクション」テーマ曲歌う「自分なりの体重を乗せた『サンサーラ』を歌うことができた」

 歌手の竹原ピストル(43)がフジテレビのドキュメンタリー番組「ザ・ノンフィクション」(日曜・後2時)のテーマ曲「サンサーラ」を歌うことが決定した。19日の放送から竹原が歌う新たなテーマ曲が流れる。

 今やドキュメンタリーと言えば「生きて~る生きている~」のメロディーが浮かぶほど、局や番組のジャンルを超えて親しまれている「サンサーラ」。サンスクリット語で「輪廻(りんね)転生」を意味するこの曲は、番組テーマ曲として2003年に誕生。当時のチーフプロデューサー・味谷和哉がアシスタントディレクター時代の1992年にインドをロケ中、朝もやのガンジス川を眺めながらサビの歌詞とタイトルを思いついたという。以来、中孝介、城南海など7組のアーティストが担当した名曲で、2020年からは竹原が歌い継ぐ。

 今回、全国各地をライブツアーで回る中、楽屋で同曲を歌い続け、レコーディングに臨んだと言う竹原は「自分なりの体重を乗せた『サンサーラ』を歌うことができたと思っています。歌唱が、番組とうまく溶け合えたならばうれしいです」とコメント。「壮大さにおいて、自分では絶対に書けない歌詞ですし、多彩さにおいて、自分では絶対に書けないメロディーです。やはりとても難しかったけれど、こういうことかな…とか、こうしてみたらどうだろう…と、自分の“間”や解釈とすり合わせていく作業がとても楽しかったし、とても良い経験をさせていただいたと思っています」と振り返った。

 この名曲の歌い手に竹原を起用した理由について、チーフプロデューサーの西村陽次郎は「4年前、小さなライブハウスで見た竹原ピストルさんの姿が強烈で…。ボタボタと滴り落ちる汗をぬぐいもせず、ギター1本でマイクに向かい、地面から鳴り響いてくるような歌声。竹原ピストルさんの歌う姿が『ザ・ノンフィクション』という番組の世界観と一つに結びついたんです」と語る。

 出来上がった楽曲は想像以上だったという。「絶対にハマるだろうなあとは思っていたのですが、歌い出しを聴いて、思わず笑ってしまいました。竹原ピストルさんの声が『ザ・ノンフィクション』という番組をまさに体現してくれているというか…。番組の世界観をより広げてくれました」と絶賛した。

 ◆竹原ピストル 1999年、バンド野狐禅(やこぜん)を結成して2003年にメジャーデビュー。2009年の解散後はソロ活動をスタート。「よー、そこの若いの」がCMソングに起用され話題になり、2017年の大みそかには紅白歌合戦(NHK)にも出場した。最新アルバム「It’s My Life」を引っさげ全国弾き語りツアー中。 報知新聞社