こまつ座「イヌの仇討」開幕に、演出・東憲司「観なきゃ損、是非!」と自信

こまつ座「イヌの仇討」開幕に、演出・東憲司「観なきゃ損、是非!」と自信

こまつ座「イヌの仇討」が、昨日1月17日に神奈川・横浜市泉区民文化センター テアトルフォンテ ホールで開幕した。

【写真】こまつ座 第130回公演「イヌの仇討」より。(メディアギャラリー他6件)

1988年に初演された本作は、井上ひさしが独自の視点で「忠臣蔵」を見つめ直した“忠臣蔵異聞”。今公演では、2017年に同作を演出した劇団桟敷童子・東憲司により再び上演される。2017年版から大谷亮介、彩吹真央、植本純米、石原由宇、大手忍、尾身美詞が続投するほか、今回から新たに俵木藤汰、田鍋謙一郎、原口健太郎、西山水木が出演者に名を連ねた。

本公演について、東は「こんなに面白い本を書くなんてさすが井上ひさしさんです。キャストスタッフも一丸となって燃えています。もうひとつの忠臣蔵がどう観客に届くのか楽しみです。観なきゃ損、是非!」と来場を呼びかけ、大谷は「今回、新しいメンバーが4人いるので、新鮮な気持ちでここまで稽古してきました。その思いが舞台からお客様に伝わるよう、みんなで頑張って力を合わせて、4月までの長旅を乗り切ろうと思っています」とコメントした。

体調不良のため降板した三田和代の代役を務める西山は「これまで、女優として三田さんを追いかけてきましたが、こんなに具体的に追いかけることができて、本当にありがたく、稽古から今日までの充実度といったらありませんでした。本日の初日を開けてから4月まで、全国駆け巡って頑張りますのでどうぞよろしくお願いいたします」と意気込みを述べ、最後に彩吹は「2年ぶりの再演ですが、10人中4人の新しいキャストが加わって新鮮にお稽古をしてまいりました。もともとの戯曲が大好きだったので、全国でこの作品を、お吟として演じられることを幸せに思っています」と言葉に力を込めた。上演時間は約2時間15分。本作は、神奈川公演が1月19日まで行われたあと、全国で上演される。

■ 東憲司コメント
「イヌの仇討」本日初日です。300年以上前の忠臣蔵異説。こんなに面白い本を書くなんてさすが井上ひさしさんです。キャストスタッフも一丸となって燃えています。もうひとつの忠臣蔵がどう観客に届くのか楽しみです。観なきゃ損、是非!

■ 大谷亮介コメント
本日、神奈川・テアトルフォンテで初日の幕が開きます。今回、新しいメンバーが4人いるので、新鮮な気持ちでここまで稽古してきました。その思いが舞台からお客様に伝わるよう、みんなで頑張って力を合わせて、4月までの長旅を乗り切ろうと思っています。皆さん最後まで応援をよろしくお願いします。

■ 西山水木コメント
今回のお話をいただいて、初演では三田(和代)さんが演じられた役を演じさせていただく、ということでとても緊張していました。
これまで、女優として三田さんを追いかけてきましたが、こんなに具体的に追いかけることができて、本当にありがたく、稽古から今日までの充実度といったらありませんでした。本日の初日を開けてから4月まで、全国駆け巡って頑張りますのでどうぞよろしくお願いいたします。

■ 彩吹真央コメント
2年ぶりの再演ですが、10人中4人の新しいキャストが加わって新鮮にお稽古をしてまいりました。もともとの戯曲が大好きだったので、全国でこの作品を、お吟として演じられることを幸せに思っています。今日の初日から千秋楽まで全力投球して、ご隠居様を愛し抜きたいと思います。

■ こまつ座 第130回公演「イヌの仇討」
2020年1月17日(金)~19日(日)
神奈川県 横浜市泉区民文化センター テアトルフォンテ ホール
ほか全国公演あり。

作:井上ひさし
演出:東憲司
出演:大谷亮介、彩吹真央、俵木藤汰、植本純米、田鍋謙一郎、石原由宇、大手忍、尾身美詞、原口健太郎、西山水木