弁護士の大渕愛子さん 大家族を実現して孫の世話をしたい

弁護士の大渕愛子さん 大家族を実現して孫の世話をしたい

【死ぬまでにやりたいこれだけのこと】

 大渕愛子さん(弁護士・42歳)

「行列のできる法律相談所」で人気になり、バラエティーでも活躍する弁護士の大渕愛子さん。俳優の金山一彦さんと再婚後、短期間に3人の子供を授かり、死ぬまでにやりたいことは自分では思いもしなかった孫の世話と、大家族の実現!?

  ◇  ◇  ◇

 まさか自分が3児の母になるとは思っていませんでした。20~30代の半ばは仕事中心の生活で、結婚はしたけど、子供を持つという発想がなかったんです。子供をつくるよりも仕事。それに病院で「妊娠しにくい」と言われていたので、「私は子供のいない人生なんだ」と思ってました。

 離婚後はさらに仕事中心で、夜はコンビニご飯を食べ、私は孤独に暮らしていくのかな、と思っていた時に、夫(金山一彦)と出会い、お付き合いすることに。

 交際している時はお互いバツイチだし、「結婚せずに付き合い続ける」と思っていたけど、料理をはじめ、家事が得意な彼を間近で見て、「私のできないことができる人なんだ、この人とだったら私も家庭を持てるんじゃないか」と考えが変わったんです。

 2014年に結婚し、翌15年3月には長男を出産。翌16年12月に次男、18年9月に長女と、なんと1年9カ月サイクルで2人目、3人目が生まれるという奇跡が起きました。感覚としては結婚してずっと妊娠してる感じ(笑い)。夫が「愛子は結婚してからずっと妊娠してるね」と言ってました。ちなみに、次の1年9カ月後は今年の6月ですけど、これは無理ですね(笑い)。4人目が欲しいですけど、年齢的にも体力的にも無理かな。 弁護士の大渕愛子さん 大家族を実現して孫の世話をしたい 弁護士の大渕愛子さん(提供写真)

3人の子供が3人産んだら孫が9人

 子供の料理やお弁当は夫が毎日作ってます。でも、夫が時代劇の撮影で京都に2~3カ月いる時期は私が作ります。

 実はネコも3匹います。私がもともと2匹飼っていて、夫が子猫を1匹拾ってきて短期間で5人と3匹の家族になってしまい、家の中がすごく賑やか!

 手のかかる子がいっぱいでそれはもう大変。夫が長期間いない時は5歳くらい老けた気がしますね。

 死ぬまでにやりたいことは大家族を実現して孫の世話をすること。これからの時代、3人の子供たちがそれぞれ子供を持つか分かりませんが、もし子供3人が私のように3人ずつ子供をつくったら孫が9人に。

 第3子妊娠中にベビーグッズの会社を設立、寝かし付けに役立つ座布団を開発して、いまネットショップで販売しているのですが、孫が生まれた時には絶対また使いたい。

 今は仕事をしながら子育てしていますが、孫が生まれる頃には、セミリタイアしていると思うので、ゆとりをもって育児をお手伝いできるかなと。

■生活力の高い夫が料理や家事を担当

 子供たちが大きくなるまではお金もかかる。アラフォーで3人生んだので心配もありますが、夫が料理や家事の他にも、物を何でも作ったり直したり、山奥でも暮らしていけるような「生活力」が高い人なので、なんとかなるでしょう! そこも結婚を決めた理由のひとつです。

 孫のお世話ができるよう、あと30年は元気でいないといけないと思っています。

 30年後は私が72歳で、夫が82歳! 体力づくりをする必要もあるのですが、いまはとにかく子育てと仕事だけで、ジム通いする時間なんてない。家の中では子供かネコを抱いているから、それがトレーニング(笑い)。夫が野菜タップリの料理を作ってくれるのは健康に役立っていると思います。

 夫と出会うまでは自分が40歳手前からこんな人生を送るとはまったく思ってませんでした。

(聞き手=松野大介)

▽おおぶち・あいこ 1977年8月、東京都生まれ。2011年、「行列のできる法律相談所」(日本テレビ系)レギュラー出演。その後メディアでも活躍。現在はベビー寝具などを取り扱うオンラインショップ「櫻花屋之箱(さくらやのはこ)」も運営している。