AKBにさわれそう!のぞけそう!劇場公演VRライブ配信を2・3開始

AKBにさわれそう!のぞけそう!劇場公演VRライブ配信を2・3開始

 AKB48グループの劇場公演で初めてVR(仮想現実)ライブ配信が導入されることになり、16日、柏木由紀(28)らが東京・秋葉原のAKB48劇場で行われた発表会に出席した。専用アプリを使い、最前列より前の“神席”で公演を鑑賞できるもの。最年長の柏木は全方位から見られることを意識し、「みんなより2時間くらい早く(劇場に)入ろうかな」とメークの時間を気にして笑わせた。

 劇場に行かなくても“推しメン”が眼前で歌って踊る-。AKB48グループのファンにはたまらない新システム導入が発表された。

 国内グループ6組の先陣を切って東京・秋葉原のAKB48劇場、名古屋市のSKE48劇場、新潟市のNGT48劇場で2月3日からスタートする有料のVRライブ配信は、スマートフォン向けVRプラットフォームアプリ「LiVR(ライブイアール)」を活用。すでに劇場公演の有料ライブ配信は実施しているが、VRは初めて。各劇場のステージ3カ所にVRカメラが常設され、劇場の最前列よりも前の“神席”で公演を楽しめる内容だ。

 “推しメン”の動きを追いかけたり、立体的に高画質で観賞が可能。発表会に出席した柏木はVRゴーグルをつけて体験し、「触れそう! のぞけそうなんだよ! 絶対(ファンは)一回はやると思うよ!」とファン心理を代弁して大興奮。「本当にメンバーがそこにいるような気がする」と臨場感を強調した。

 かつて公演の端のポジションが“定位置”だったSKEの須田亜香里(28)は「自分だけの視点で楽しめる。日の目を見ていないメンバーを見つけてもらうきっかけになれば」と期待。

 一方で、柏木と須田が、グループ最年長のメークの悩みを吐露する場面も。須田は「高画質になればなるほど意気込んじゃう。美容代にお金をかけたい」と張り切り、「柏木さんはメークに数時間かかる」と暴露。柏木は「みんなより2時間くらい早く(劇場に)入ろうかな。努力を重ねたいと思います」と笑わせた。

 国内では今春、次世代ネットワーク「5G」が実用化。“5G元年”にAKBの劇場公演も新時代を迎える。