志村けん“幻の初主演映画” 山田洋次監督「世界の宝でした。彼が少しでも自覚して健康に留意してくれていたら…」

引用元:中日スポーツ
志村けん“幻の初主演映画” 山田洋次監督「世界の宝でした。彼が少しでも自覚して健康に留意してくれていたら…」

 29日に亡くなったコメディアンの志村けんさんが初の主演する予定だった映画「キネマの神様」の山田洋次監督(88)が30日、追悼コメントを発表した。志村さんは、新型コロナウイルス感染のため出演を辞退していた。

【写真】ドリフターズ時代の志村けんさん

 「『キネマの神様』の出演辞退でがっかりしていたぼくにとって、言葉を失うほどの衝撃です。志村けんさんは日本の喜劇の世界の宝でした。その存在がどれほど貴重だったかを、彼が少しでも自覚して健康に留意してくれていたら、と彼の早死が口惜しく、残念で残念で仕方ありません」とコメントした。

 「キネマの神様」は松竹映画100周年記念作品として志村さんのほか、菅田将暉、永野芽郁らが出演し今年12月に公開予定だった。