【最年少名人へ】藤井聡太七段 小林七段戦始まる 順位戦C級1組8回戦

引用元:中日スポーツ
【最年少名人へ】藤井聡太七段 小林七段戦始まる 順位戦C級1組8回戦

 2020年も白星発進なるか―。将棋の高校生棋士・藤井聡太七段(17)は16日、第78期名人戦順位戦C級1組8回戦・小林裕士七段(43)戦に登場。対局は大阪市福島区の関西将棋会館で午前10時から始まっている。持ち時間は各6時間(チェスクロック使用)で、使い切ると1手60秒未満。先後はあらかじめ決まっており、藤井七段の先手。戦型は一手損角換わりとなった。

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 C級1組は現在、7戦全勝で藤井七段が首位に立っており、佐々木勇気七段(25)、及川拓馬六段(32)、石井健太郎五段(27)が7勝1敗で追走する。10回戦を戦い、昇級は2人。藤井七段は本局に勝つと、9回戦での自力昇級に王手がかかる。

 一方、小林七段はここまで2勝5敗。降級点を回避するためにも、ここは重要な一戦となる。両者の対戦成績は藤井七段の3勝0敗。前回は2018年9月17日、叡王戦七段戦予選決勝で先手の藤井七段が矢倉戦を制していた。

 前期のC級1組では9勝1敗でトップに並びながら、痛恨の頭ハネでB級2組への昇級を逃した藤井七段。谷川浩司九段(57)が持つ最年少名人記録(21歳2カ月)を更新するには、まずは順位戦をA級までノンストップで駆け上がる必要がある。負けられない戦いが続く。