2つのモノローグを3人の出演者が紡ぐ、山本伊等の処女作「配置された落下」

「配置された落下」が12月7・8日に東京・SCOOLで上演される。

これは、早稲田大学文学研究科表象・メディア論コース修士課程に在学している山本伊等の処女作。山本は「ふたつのモノローグを、三人の出演者が紡いでいくことで、ひとは神なしに愛することができるのかという、普遍的なテーマを描き出したいと思っています」と構想を述べ、「森健太朗の音楽との融合も見どころとなっています」とコメントした。出演には石田ミヲ、凹oの伊藤鴎、瀧腰教寛が名を連ねている。

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なお12月7日14:00開演回には批評家の佐々木敦、同日19:00開演回には批評家の遠野よあけ、8日19:00開演回には、いぬのせなか座主宰の山本浩貴を迎えたアフタートークが実施される。

■ 山本伊等コメント
ひととひとが同一の空間にいること。ある文とある文が配置されること。あるいはなんであれ、ふたつのものが結びつくことは、あるものが別のものにむかって自分自身を開示することに他なりません。そしてこの開示は、イメージの移行、感覚の移行、私からあなたへという人称の移行を引き起こすのです。そのことを本作では「落下」と名付けました。

本作では、ふたつのモノローグを、三人の出演者が紡いでいくことで、ひとは神なしに愛することができるのかという、普遍的なテーマを描き出したいと思っています。毎公演、変化していく森健太朗の音楽との融合も見どころとなっています。

■ 山本伊等「配置された落下」
2019年12月7日(土)・8日(日)
東京都 SCOOL

作・演出:山本伊等
音楽:森健太朗
出演:石田ミヲ、伊藤鴎、瀧腰教寛