藤井隆、大舞台で見事な司会術 渡辺謙、大泉洋ら大物相手にも物怖じせず

引用元:オリコン
藤井隆、大舞台で見事な司会術 渡辺謙、大泉洋ら大物相手にも物怖じせず

 お笑いタレントの藤井隆が15日、東京・渋谷PARCO劇場で行われた『PARCO劇場 お披露目&オープニング・シリーズ記者会見』で司会を担当。ユーモアを交えた進行で定評のある藤井だが、この日も渡辺謙、宮沢氷魚、森新太郎、石田明、三谷幸喜、吉田一輔、大泉洋、山本耕史、竜星涼、長田育恵、宮藤官九郎、河原雅彦、生瀬勝久、池田成志、古田新太、前川知大、杉原邦生、市川猿之助、天海祐希、G2という演劇界を代表する豪華登壇者を相手に見事な司会で会場を沸かせた。

【全体ショット】渡辺謙、天海祐希ら…豪華俳優陣が出席した会見の模様

 会見冒頭、藤井は「本日、私の手元にはカンペがあります。これを基に進行させていただきますが、ふと見ますとメッセージをいただきました。『頑張ってください。令和の高橋圭三を目指してください 三谷幸喜』といただきました。精いっぱい務めさせていただきます」とあいさつ。パルコの執行役でエンタテインメント事業部の井上肇氏を、あえて呼び捨てで呼び込むと「楽屋の充実は実感しております」「カフェはどうなりましたか。小さな腹の足しにならないホットドッグは?」とぶっちゃけトークの連発で笑いを誘った。

 大舞台で物怖じしない藤井に、渡辺も思わず「井上はないんじゃない? 舞台裏でみんな話していたよ」とにっこり。三谷幸喜のでたらめ説明には、大げさにずっこけて、三谷作品で共演する大泉洋から「『大地』には藤井隆さんもお出になられますので、一言お願いします」と向けられると「私はきょう、司会者として精進しておりますので、けっこうでございます」と切り返し、大泉を「段取り通りやりましたよね(笑)。藤井さんもお出になられます」と動揺させるなど、見事なさばきで笑わせた。

 その後も、井上氏に対する質問が寄せられると「井上、走れ!」とわざと強めのトーンで呼び込み、石田が「あなたはパルコ側じゃないですよ(笑)。すみません、ウチの先輩が」と笑いながらフォロー。片桐健という新人アナウンサーのキャラクターを演じている藤井だが、この日は“司会者”に徹して、多数の登壇者が一堂に会するという難しいイベントの進行を見事にこなしていた。

 渋谷PARCO建て替えのため、2016年夏から休館していたPARCO劇場が24日より開場。24日からのこけら落とし公演『志の輔らくご~PARCO劇場こけら落とし~』、2月12日からの『ラヴ・レターズ~こけら落としスペシャル~』に続き、3月13日から来年5月上旬まで、オープニング・シリーズとして、全14作品を上演する。