TVアニメ『ドロヘドロ』豪華キャスト陣が見どころを語る! スペシャルイベント「仮面武装会」 【レポート】

TVアニメ『ドロヘドロ』豪華キャスト陣が見どころを語る! スペシャルイベント「仮面武装会」 【レポート】

 1月5日(日)に東京・渋谷区文化総合センター大和田のさくらホールにて、TVアニメ『ドロヘドロ』第1話から3話を先行上映するスペシャルイベント「仮面武装会」が開催。高木渉(カイマン役)、近藤玲奈(ニカイドウ役)、小林ゆう(能井役)、高梨謙吾(藤田役)、富田美憂(恵比寿役)たちキャスト陣が登壇した。

TVアニメ『ドロヘドロ』スペシャルイベント『仮面武装会』 イベント写真を紹介 原作の世界観を余すことなくアニメ化した本編を鑑賞したばかりの観客に向け、高木が開口一番「……どうでしたか?」と問いかけると、大きな拍手が沸き起こった。安堵の表情を浮かべた高木は「この作品が公共の電波に乗せられるのか、って思ったでしょ? だからといって表現を柔らかくすると違うものになってしまうので、どこまでやれるか林祐一郎監督も心を砕いていました」と裏話を語りつつ、会心の仕上がりとなった第1話に感動したとコメント。

 本作のヒロインとなるニカイドウを演じた近藤は、「原作を読んでいても珍しいヒロイン像だなという印象が強く、オーディションでイメージを掴むのに苦労しました」と回想。「(ニカイドウは)とても強くて自分とはかけ離れたキャラかと思いきや、女の子らしいところもあって……」と、徐々に親近感を抱くようになったと笑顔を見せた。

 MCから「『ドロヘドロ』の世界観にピッタリの人材では?」と紹介された小林は、「原作ファンの皆さま、恐縮です。歴史の長い作品なので、重みをしっかりと感じながら能井さんというありがたい役をやらせてもらいました」と丁寧に挨拶。高木が「こんな感じだけど、マイクの前に立つとすごい(雰囲気が)変わるよね。音響監督からも『そこまではやらなくていいです』言われたり(笑)」と突っ込むと、小林はひたすら恐縮した様子で観客の笑いを誘いました。

 高梨は自身が演じる藤田について、超個性的なキャラクターぞろいの本作のなかでも「見た目からして普通すぎる(笑)」と切り出すと、「泣き虫だし、(ビビリで)よく叫ぶんですけど、人情に厚いところもある。恵比寿の面倒を見たり……」と視聴者が感情移入しやすいキャラであることをアピール。高梨からパスを受けた恵比寿役の富田は、「カタコトになったり、ゾンビになったり(笑)。まるで別のキャラを演じてるような感覚でしたが、頭を空にして臨めたので楽しかったです。藤田さんにはよく“介護”してもらってます」と結んだ。

 続いては、キャスト陣が考える本作のポイントが話題に上がった。高木が「林田先生の作風がダークだけど、そのなかにも笑いがたくさんあるよね」と話し始めると、富田は「『シリアスになりすぎず、ファニーな感じでやってください』と言われました」と、アフレコ時に受けたディレクション内容について振り返った。高梨は、全12話ある本編の脇を固めたゲスト声優の豪華さについて言及。第1話に登場する下野紘を引き合いに出すと、高木が「みんな主役を張れそうな人たちが出てくれて、本当に贅沢です」と補足し、ファンの期待を煽る。

 その後は、先行上映された第1話から3話までの内容で、それぞれ印象に残っているシーンがテーマに。近藤は特に、第3話のアクションシーンについて「内臓をえぐり出すような感覚で取り組みました」と入魂のアフレコだったことをトーク。小林は、カイマンが魔法使いたちの頭にかじりつく本作特有のルーティーンを挙げて「大きな見どころです」と力説した。

 最後の挨拶では、「今度はキャスト全員そろってイベントができたら(富田)」「“キャー!”と叫び声がどんどん女の子になっていく藤田に注目してください(高梨)」「ご友人に『素敵な作品がありますよ』と広めていただけたら(小林)」とそれぞれにコメント。

 近藤の「こんなに長く愛されている作品に携われて嬉しいです。唯一無二の世界観に、美味しい餃子を食べながらどっぷりハマってもらえたら」というメッセージを受け、高木は「超大作ですから、これから始まる全12話のアニメもまだまだ一部。皆さんからの応援を頂いて、続編へとつながれば嬉しいです」と締めくくり、大きな拍手に包まれながらイベントの幕を下ろした。

■TVアニメ『ドロヘドロ』スペシャルイベント『仮面武装会』開催概要
【開催日】2020年1月5日(日)
【会場】さくらホール(約735席)
【出演】高木渉(カイマン役)、近藤玲奈(ニカイドウ役)、小林ゆう(能井役)、高梨謙吾(藤田役)、富田美憂(恵比寿役)
【MC】松澤千晶

(C)2020 林田球・小学館/ドロヘドロ製作委員会