「アグリー・ベティ」クリエイターが自殺 ベティ役女優が悲痛のコメント

引用元:映画.com
「アグリー・ベティ」クリエイターが自殺 ベティ役女優が悲痛のコメント

 [映画.com ニュース] 米大ヒットコメディ「アグリー・ベティ」のクリエイターとして知られるシルビオ・ホータさんが1月7日(現地時間)、死去した。45歳だった。

 米バラエティが関係者から入手した話によれば、ホータさんは同日夜、米フロリダ・マイアミのモーテルの一室で拳銃を手にした状態で発見された。自殺であることは明白だというが、詳しい状況については現時点で明らかになっていない。

 キューバ人の両親のもとマイアミに生まれ育ったホータさんは、ニューヨーク大学で映画製作を学んだのち、1998年にジャレッド・レト主演のホラースリラー「ルール」の脚本を手がけて注目を集めた。2001年にSFドラマ「ザ・クロニクル」のクリエイターとしてテレビ界に進出後、企画・制作総指揮・脚本・ショーランナーの4役を務めた「アグリー・ベティ」で一躍ブレイクを果たした。

 米ABCで06年から4シーズンにわたり放送されたコメディドラマ「アグリー・ベティ」の舞台はニューヨーク。一流ファッション誌の編集部で働くことになった、聡明だが見た目がイケていないヒロインが、同僚からのイジメや偏見など様々な逆境に立ち向かいながら、持ち前の明るさとガッツで次第に才能を開花させていく姿を描き、世界中の人々から共感を集めた。第64回ゴールデングローブ賞のテレビ部門(ドラマ)では作品賞を含む2部門を受賞。第59回プライムタイム・エミー賞でも3冠に輝いている。

 訃報を受け、同作で主人公ベティを演じた女優のアメリカ・フェレーラは、自身のインスタグラムにゴールデングローブ賞授賞式での写真を添え、「突然の訃報に、驚きとショックのあまり言葉もありません。シルビオの類まれな才能と創造力は、私を含めた多くの人々に喜びと希望をもたらしてくれました。ご遺族やご友人、そして『アグリー・ベティ』ファミリーの悲しみと痛みを思うと、胸が張り裂けそうです」と悲痛な哀悼コメントを投稿している。