チューバッカ役のヨーナス・スオタモが、『スカイウォーカーの夜明け』で感極まったレイアのシーンについて語る

引用元:IGN JAPAN
チューバッカ役のヨーナス・スオタモが、『スカイウォーカーの夜明け』で感極まったレイアのシーンについて語る

※本記事には、『スター・ウォーズ/スカイウォーカーの夜明け』のネタばれがあるのでご注意を

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「スター・ウォーズ」シリーズのキャストであるヨーナス・スオタモが、『スカイウォーカーの夜明け』でチューバッカがレイアの死に反応するシーンについて、その場面を撮影した日は感傷的になったと明かしている。
The Hollywood Reporterのインタビューで、 スオタモはキャリー・フィッシャーが演じたアイコン的なレイア・オーガナ将軍との最後の別れのシーンを思い出し、映画におけるその瞬間には重みがあったと語っていたという。

スオタモは、「かなり顎(あご)に汗をかいていて、チューバッカのマスクの口を開けるのに苦労したのを覚えている。(レイアが亡くなる)瞬間は映画にとって非常に大切で完璧にしたいと思っていたから、マスクの下で緊張しまくっていたけど、そのおかげでちゃんとした心構えが出来たよ」とコメント。
続けて、「誰もが緊張していた。キャリーが亡くなったという現実を実際に経験しているから、その状況に対処するのは辛かった。それなのに、キャリーが演じたキャラクターが死を迎えるシーンを撮影したんだからすごく感傷的になった日だったし、そのシーンを観ると今でも感極まってしまう」と語った。
スオタモは、その状況における辛い現実が感情的な重みを加えたと説明し、「映画自体も美しい作品になったが、あの5分間は特別だった。『フォースの覚醒』でハンが死んだときは、撮影の終わりにハリソン・フォードと握手をできるとわかっていたから、間違いなくレイアのシーンはもっと難しかったよ」と述べている。
さらに スオタモは、「スター・ウォーズ」サーガにおけるチューバッカとレイアの絆について、『フォースの覚醒』で2人がハン・ソロの死を悼むシーンがなかったことについて、チューバッカとレイアがお互いに慰め合うシーンが削除されていたことを明かした。
「『フォースの覚醒』でチューバッカがレイアを抱き締めなかったのは、チューイがフィンを助けるのに忙しかったからで、彼が悲しみ周囲の人を抱きしめる機会は後で来たと解釈してるよ」
「実際のところ、『フォースの覚醒』ではチューイが慰められるという特別なシーンを撮影したけど、その場面は劇場用とDVDにも入れられなかった。そのシーンの狙いは最終的に映画で描かれたものとは少し違ったし、そういう過程は常に決定事項に影響するんだ」

後日譚トリロジーでは編集段階で複数のシーンがカットされ、『スカイウォーカーの夜明け』で編集を務めたマリアンヌ・ブランドンは、皇帝パルパティーンがいかに『ジェダイの帰還』での出来事から生き延びたか説明する、皇帝の復活を掘り下げる未公開のシーンが存在したと明かしていた。
ブランドンは、「そこには繊細なバランスが存在しました。私たちは、映画の中でどれくらい説明するかについて行ったり来たりして思いを巡らせました」と説明し。「一部のシーンは、私たちがオーディエンスに届けたい形にするために変更しまし、最終的には初期段階よりそれらのシーンは大幅に削除されました」とコメント。
以前には脚本家が、『スカイウォーカーの夜明け』をエピソード9と10に分けなかった理由についても語っていた。
もっと、エピソード9について知りたいという人は、同作が米レビュー集計サイトでシリーズ史上2番目に低いスコアを記録したとの記事も併せて読んでみよう。 Adele Ankers