山口まゆ、バレエ経験生かし「絶対零度」でバレリーナ熱演「痛いほど気持ちわかる」

引用元:スポーツ報知
山口まゆ、バレエ経験生かし「絶対零度」でバレリーナ熱演「痛いほど気持ちわかる」

 女優の山口まゆ(19)が、20日に放送される沢村一樹(52)主演のフジテレビ系ドラマ「絶対零度~未然犯罪潜入捜査~」第3話(月曜・後9時)にゲスト出演することが分かった。

 沢村演じる元公安のエリート刑事・井沢範人が主人公の人気シリーズの新作で、昨年4月には国際メディアコンクール「ニューヨーク・フェスティバル」のエンターテインメント・ドラマ部門で銅賞を受賞するなど、国際的にも評価が高い。「未然犯罪捜査(ミハン)システムの実用化」というミッションを担い、国民のあらゆる個人情報、全国の監視カメラの映像などを解析し、未来の重大犯罪の阻止に挑む。6日の初回は平均視聴率は10・6%を獲得した。

 今回、山口が演じるのは、名門バレエ団に所属するバレリーナの八尋舞(やひろ・まい)。舞は、今後の日本のバレエ界を担うホープの一人と目されており、バレエ界のアイドル的存在。第3話は、そんな舞が、あらゆるビッグデータから未来の犯罪を予測するミハンシステムに危険人物と認定されることから展開していく。

 ミハンの統括責任者である香坂朱里(水野美紀)から井沢範人(沢村)らミハンメンバーに、舞がネットを通じて致死量のヒ素を入手したこと、さらには毒物での殺人を指南するサイトを何度も閲覧した事実が告げられる。伊沢らミハンメンバーが捜査をする中、舞が病院に緊急搬送される。舞は、帰宅途中に工事現場で資材が落下し、作業員らが重軽傷を負う事故現場に偶然居合わせ、そのケガ人を見て気を失ったという。病院の診断記録によれば、舞に外傷はないものの、過度な精神的抑圧によって記憶が失われる、心因性記憶障害の疑いがあるという。なぜ、舞は事故現場でケガ人を見ただけで記憶障害になってしまったのか、そしてミハンシステムから危険人物と見なされた舞が記憶障害になることで、一体何が起こるのか。

 小学校時代に、バレリーナを目指してクラシック・バレエ漬けの日々を過ごした山口は「ずっと昔からやってきたバレエをお芝居の中でいかすことが夢だったので、いつも以上に気合が入ってました」とコメント。

 また、親近感が湧いたというバレリーナ役について「今まで、自分が経験したことのあることをしている役というのは、ほとんど演じたことがなかったのですが、今回は痛いほど気持ちがわかります」と語り、「懸命に向き合ってきたバレエの情熱や、気の強さ、見えないところで背負うプライドの高さ、バレエが“舞”自身を形成しているのだなと思いました。そんな懸命な姿が伝わったらいいなと思います」とアピールした。

 ◆第3話あらすじ

 井沢(沢村一樹)は、服役中の宇佐美(奥野瑛太)に会いに行く。井沢は、妻と娘を殺害したのは宇佐美ではないと考えていたのだ。井沢は、なぜ香坂(水野美紀)が面会に来たのかと宇佐美に尋ねた。だが宇佐美は何も答えず、代わりに「お前はいずれ、一線を超える」と返す―。

 一方、グループセラピーに参加した小田切(本田翼)は、スポーツカメラマンの篠田(高杉真宙)が、幼いころに殺されかけたことを知る。唯一の身内だった父親が、無理心中を図ろうとしたのだという。

 そんな中、ミハンが新たな危険人物を割り出す。それは、名門バレエ団に所属する日本バレエ界のホープ・八尋舞(山口まゆ)だった。舞は、ネットを利用して致死量のヒ素を入手しており、毒物による殺人を扱ったサイトを何度も閲覧していた。山内(横山裕)は、舞が1週間後に開催される世界的なコンクールにエントリーしていることにも注目する。そこで舞のライバルと目されるのは、英才教育を受けてきた同じバレエ団の瀬川綾乃(我如古りな)だ。

 井沢たちは、潜入捜査を進めると同時に、舞の部屋に監視カメラを設置した。ところがその矢先、重傷者も出た資材落下事故を目撃した舞が、意識を失って病院に搬送される。しかも舞は、そのショックで記憶の一部を失い、難病で入院中の親友・足達智花(古川琴音)のことも覚えていなかった。舞は記憶と一緒に殺意まで失ったのか?井沢たちは、舞の動向を注視するが…。 報知新聞社