【最年少名人へ】藤井聡太七段 船江六段戦始まる 順位戦C級1組7回戦

引用元:中日スポーツ

 将棋の高校生棋士・藤井聡太七段(17)は3日、第78期名人戦順位戦C級1組7回戦・船江恒平六段(32)戦に登場。対局は大阪市福島区の関西将棋会館で午前10時から始まっている。持ち時間は各6時間(チェスクロック使用)で、使い切ると1手60秒未満。先後はあらかじめ決まっており、船江六段の先手。戦型は相掛かりとなった。

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 C級1組は現在、6戦全勝で藤井七段、佐々木勇気七段(25)、石井健太郎五段(27)の3人が並ぶが、前年度の順位による順位が最上位の藤井七段が昇級争いの首位に立っている。10回戦を戦い、昇級は2人。10戦全勝が3人出た場合は3人とも昇級できる。

 船江六段は2勝4敗。船江六段とは2018年5月18日の竜王戦5組準決勝で勝利して以来、2度目の対戦となる。前回は藤井七段の先手で戦型は角換わりだった。

 前期のC級1組では9勝1敗でトップに並びながら、痛恨の頭ハネでB級2組への昇級を逃した藤井七段。谷川浩司九段(57)が持つ最年少名人記録(21歳2カ月)を更新するには、ここから順位戦をA級までノンストップで駆け上がり、かつA級初年度で挑戦権を獲得し、時の名人との七番勝負を制する必要がある。負けられない戦いが続く。