『Death Stranding 2』は「ゼロから始める」と小島秀夫が発言

引用元:IGN JAPAN

小島秀夫は、『Death Stranding』の続編の制作を考えてはいるが、最初のゲームの続きにはならないだろうと言っている。
Vultureのインタビューで、小島秀夫は、ノーマン・リーダスと再び一緒に仕事をする可能性と、もしするならば『Death Stranding』の続編になるだろうと話した。また、そのプロジェクトを始めるとしたら、「ゼロから始めるだろう」とのこと。
これは、続編の筋書きは最初のゲームの続きにはならないということだと思われる。おそらく、同じ世界を共有したり、似通ったテーマを探求したりすることで2つのゲームにつながりを持たせるということなのだろう。

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ノーマン・リーダスは『Death Stranding』でメインキャラクター、サム・ブリッジズを演じた。続編でもリーダスが同じ役を再演することも考えられるが、メインキャラクターではなく何らかの形で筋書きと関連してくる役どころの可能性もある。
『Death Stranding 2』が制作されるかどうかという話とはまた別に、このインタビューで小島は、『Death Stranding』にオンライン要素を加えた理由も明かしている。マーティン・スコセッシ監督の映画『タクシードライバー』(1976年)を観て、子どものときに自分が感じていたのと同じような孤独を世界中の人々が感じているのだと気づき、その孤独を少しでも和らげたいという気持ちからソーシャル・ストランド・システムができたのだという。
「それで、ダイレクトにつながるのではないオンライン上のつながりをこのゲームに加えたんです。みんなが大丈夫だと感じられるように」と小島は語っている。「1人じゃないんだって思ったらホッとします。ほかのみんなの足あとがあって、ここにいるのは自分だけじゃないと思えますから」
また、小島はゲーム内の海をベースとした恐ろしい映像(タールや巨大イカのモンスターがいる海)は、子どものころ、亡き父にボートから海に突き落とされたときに感じた自身の恐怖からきているものだとも話している。

小島は、自分のスタジオを創設して『Death Stranding』を制作していることを母親には言っていなかったとも明かしている。
「ちょっと成功したら言おうと思っていたんです」と小島は言う。「心配をかけたくなかったので」
残念なことに、小島の母親は『Death Stranding』の制作中に亡くなっている。結局、小島は母親に話すことはなく、それについては後悔しているという。
「ゲームに出てくるゴーストは僕の両親のうちのどちらかかもしれません。この世界の僕を見ているんです」と小島は言っている。「こういうタイプのメタファーは入れたいと思っていました。みんな亡くなった人々と内側ではつながっているんですよ」

Chris Priestman