音楽プロデューサー・松任谷正隆が、さまざまな分野のゲストを迎えて新たな魅力に迫るTOKYO FMの番組「JINS presents 松任谷正隆の…ちょっと変なこと聞いてもいいですか?」。12月13日(金)の放送では、女優で創作あーちすと(公式サイト表記まま)ののんさんがゲストとして登場。松任谷が彼女の人となりに迫りました。
◆イタズラ好きだった少女時代松任谷:のんさんは、最初はモデルとしてデビューしたの?
のん:そうですね。
松任谷:どんな感じで?
のん:お母さんに写真を撮ってもらって、自分で応募しました。
松任谷:それって、いくつのとき?
のん:中学1年生のときですね。誌面に載りたくて。
松任谷:中学のときって趣味は?
のん:友達とバンドを組んでいました。
松任谷:えっ、中学で!?
のん:小学6年生のとき、自分は歌うだけの担当だったんですけど、中学からは違うバンドを組んで、ギターを担当していました。
松任谷:ちょっと驚いたんだけど。練習場所は?
のん:町の中央ホールの袖で練習していました。
松任谷:袖って何?
のん:舞台袖です。田舎のほうの出身なんですけど、役場勤めの職員の方が子どもたちに無料で楽器を貸し出していて。
松任谷:へぇ~。自分で初めてCDを買ったのっていつですか?
のん:15歳のときだったと思います。
松任谷:普通、逆だと思うけど、面白いよね。
のん:そこまで音楽に没頭していないときに(バンドに)誘われて。
松任谷:それからモデルをやってみようと。自信はあった?
のん:すごく自信がありました。同い年のいとこがいるんですけど、そのいとこと家族とはずっと隣同士で。その子と一緒に“無敵コンビ”だと思い込んで育ったので(笑)。
松任谷:どう無敵だったの?
のん:2人とも自分たちが一番かわいいと思っていて。イタズラばかりして、大人を惑わせて面白がっていました。
松任谷:どんなイタズラをしたか憶えています?
のん:お母さんの車に犬のフンを持って入って、“気づくかな?”ってくっつけたことがあって……。それで、お母さんが「何か臭いなぁ」って。
松任谷:僕、その類の話かなり好きですよ(笑)。犬のフンを持って入ったのって何かの仕返し?
のん:いや、仕返しではなくてお母さんがどんな反応をするんだろうと思って。
松任谷:そこは今と繋がっているね。何故なら、それこそ創作の元じゃない? 人がどんな反応をするんだろうとか、見たことのないものを見てみたいとか。
のん:確かにそうかもしれないですね。そういう好奇心が子どものころから育まれていたということですよね。
のん「すごく反抗的なところはある」改名を機に変わった表現のアプローチ
引用元:TOKYO FM+