神聖かまってちゃん『るるちゃんの自殺配信』は「正拳突きみたいな曲」

引用元:TOKYO FM+
神聖かまってちゃん『るるちゃんの自殺配信』は「正拳突きみたいな曲」

神聖かまってちゃんが、1月8日(水)放送のTOKYO FM「SCHOOL OF LOCK!」にゲスト出演。この日リリースのニューアルバム『児童カルテ』について、パーソナリティ・とーやま校長の質問に答えました。とーやま校長:本日1月8日に10枚目のアルバム『児童カルテ』が発売になっているということで、おめでとうございます!

神聖かまってちゃん:ありがとうございます!

とーやま校長:このアルバムは、SCHOOL OF LOCK! の10代の生徒に絶対聴いてほしいと思ったんですけど、なぜそう思ったのか分析してみたんです。歌詞に、『自殺配信』とか『ゲームオーバー』とかネガティブな言葉が使われているんですけど……。

の子(Vo,G):そうですね。

とーやま校長:だけどこのアルバムを聴き終わった後に、少なくとも俺は「死にたい」なんて一切思わなくて。むしろ、「もっと生きてやる」って思ったんです。SCHOOL OF LOCK! では、本当に死にたいという生徒と何度も電話で話しましたし、それぞれいろんな事情があるんですけど……話をしたからには一緒に生きていかないか、という気持ちなんです。このアルバムの曲たちには、そういう、僕が生徒と喋っているときの匂いや温度に似たものが詰まっているな、って思いました。またそんな生徒にとっては、このアルバム自体を友達だと思ってほしいですね。

の子:なるほど。このアルバムを聴けば、1人の人生を救う! という……そのレベルということですね?

とーやま校長:そうあってほしいなと思いますけど、俺がそこまで言っちゃうのも……。

の子:いや! このアルバムが、校長の人生も救ったようなものですよね?!

とーやま校長:俺の?

の子:必死に生きていこう、って思ったでしょ?

とーやま校長:たしかに。どんだけ走っても痩せなくて、「俺なんてどうなってもいいや」って思ったんですけど、このアルバムを聴いて「生きてやろう!」って……すみません! それは、思ってなかったです。

全員:(笑)。

とーやま校長:でも、そういうエネルギーに満ち溢れている、と思っています。

みさこ(Dr):ありがとうございます!

mono(Key):嬉しいですね。

とーやま校長:だって、そういうパワーがこもっているでしょ?

の子:そうですね。怨念とかいろいろ……。

とーやま校長:怨念?! どんな怨念が……(笑)。

の子:怨念……怨念がおんねん!

ちばぎん(B,Cho):最悪だ! 全国ネットやぞ!?

の子:(笑)。いやでも、その感想はありがたいです。

とーやま校長:mono先生にとっては、どんなアルバムになったんですか?

mono:いや~……。

の子:お前はレコーディングしただけだろ!

ちばぎん:なんなら、数曲はキーボードも弾いていない(笑)。

mono:ちょっと待って! 家でちゃんと作業したから!!

みさこ:家でね(笑)。

とーやま校長:(笑)。

ちばぎん:じゃあその家での作業で、どんな思いがこもっているんですか?

mono:「いいもんを作ってやろう!」っていう気持ちでしかやってないよ!

みさこ:(笑)。

mono:いいもんを作るしかないからね。単細胞だから、俺は!!

とーやま校長:すみません。仲たがいをさせるために聞いたわけじゃないんですけど(笑)。もうひとついいですか? 1曲目の『るるちゃんの自殺配信』なんですけど、ミュージックビデオが……。

みさこ:(8日21時に)公開されたばかりです!

とーやま校長:全部アニメ?

の子:そうなんですよ。初めてのアニメーションMVです。

とーやま校長:なんで、「全編アニメでいこう」ってなったんですか?

の子:「全編アニメでいきたい」って言ったからです!

mono:そうだよね(笑)。

みさこ:そうなんですけど(笑)、もともとの子さんが……。

の子:僕が自作で、ゲリラ的な感じでMVを作っていまして。

ちばぎん:デモ版でね。

とーやま校長:あの、電車の中のやつですか?

の子:はい、電車で……サラリーマンに怒鳴られたり(笑)。

とーやま校長:ガチのやつなんだ(笑)。

の子:あっちはあっちで確立されているんですけど、僕はこの曲をプッシュしたくて……『るるちゃんの自殺配信』というタイトルも含めて分かりやすさがあるので。それで、この曲でMVを作るなら、完全に別の方向のアニメーションということで。アニメーションのMVは、前からやってみたかったのもあって。ちょっと挑戦的なところもあります。

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