伊藤英明、恩師2人を亡くし「生と死」実感 12年ぶりTBSドラマ主演に「深い縁を感じる」

引用元:スポーツ報知
伊藤英明、恩師2人を亡くし「生と死」実感 12年ぶりTBSドラマ主演に「深い縁を感じる」

 俳優の伊藤英明(44)が9日、東京・足立区の善立寺で行われた主演するTBS系連続ドラマ「病室で念仏を唱えないでください」(17日スタート、金曜・後10時)の試写会&制作発表に出席した。

 こやす珠世氏の同名漫画が原作。僧侶でありながら救命救急医という異色の主人公・松本照円(伊藤)の奮闘を通して、「生きることとは、そして死ぬとは何か」を問う医療ヒューマンドラマ。1話完結で描く。

 伊藤は18年5月に所属事務所の代表取締役社長・小笠原明男さん(享年62)を、同8月には、公私ともに親交が深かった俳優・津川雅彦さん(享年78)を失った。

 「近年、子どもが2人生まれて、その中で、20代の頃から見守ってくれた『第2の父親』と言っても過言ではない事務所の社長を亡くし、かわいがって頂いた津川さんを亡くした。『生と死』という人生の岐路を感じている時に、素晴らしい役を頂いたことに感謝を感じつつも、深い縁を感じています」と神妙。「素晴らしいキャスト、ステキなスタッフに囲まれながら撮影をしていますが、本当に手応えを感じております」と自信をみせた。

 同局ドラマには12年ぶりの主演。般若心経を覚えるなど、準備期間に3か月以上を要したという。「ジムの風呂でよくお経を唱えていたら、『市川海老蔵さんが、ジムでお経を唱えている』といううわさが広まって…」と苦笑い。「この情報が解禁されてからは、伊藤英明がお経を読んでいたと収まりが付いたけど、その間に不気味がられた市川海老蔵さんに謝りたい」と話し、笑いを誘った。

 坊主頭には「3年以上伸ばしていたのでスッキリしました。(周囲は)『似合う』と言ってくれる。自分自身も楽な髪形が好きなので、坊主(頭)は気に入っています」と笑顔をみせた。

 共演は中谷美紀、ムロツヨシ、松本穂香、片寄涼太、余貴美子ら。 報知新聞社