横浜銀蝿40th、36年ぶりオリジナルメンバーで公演「還暦オヤジのツッパリをみてください」

 ロックバンドの「横浜銀蝿40th」が2日、川崎市の老舗ライブハウス、川崎クラブチッタでファンクラブ限定公演を開催した。

 1980年代の日本音楽会に一世を風靡(ふうび)したバンド。今回はボーカル&ギターの翔(61)、ベース、TAKU(59)、ドラムの嵐(64)に加え、ギターJohnny(61)が合流した。

 83年12月31日、新宿コマ劇場のラストライブ以降、オリジナルメンバー4人がそろうのは36年ぶり。結成40周年を迎え、来年一年間限定の完全復活を前に「横浜銀蝿40th」としてファンの前に登場した。

 会見で翔は「Johnnyが戻ってきたことでちょうど落ち着く。みんなが一度分かれて集まったことで銀蝿が強くなっている。一緒にやっていて、うれしくて楽しい」とギタリストの復帰を歓迎。

 Johnnyは「この20年くらいはギターがゴルフクラブにかわり、ほとんど弾いていなかった。初めは弾けなかったど、努力のたまものでなんとか。60歳過ぎて(自身の)原点に返ってやれる幸せを感じている」と復帰の心境を明かした。

 この日は450人のファンを動員。ヒット曲「ツッパリHigh School Rock’n Roll(登校編)」やJohnnyが作詞、作曲した日本テレビ系ドラマ「今日から俺は!!」の主題歌「男の勲章」など全7曲を熱唱した。

 来年2月19日には、オリジナル&ベストアルバム「ぶっちぎりアゲイン」を発売予定で、嵐は「還暦オヤジのツッパリをみてください」と意気込みを口にした。