『スター・ウォーズ/スカイウォーカーの夜明け』のオープニングクロールがあの形になった理由を脚本家が説明

引用元:IGN JAPAN
『スター・ウォーズ/スカイウォーカーの夜明け』のオープニングクロールがあの形になった理由を脚本家が説明

※以下に『スター・ウォーズ/スカイウォーカーの夜明け』のネタバレが含まれる。

『スター・ウォーズ/スカイウォーカーの夜明け』は、早くもオープニングクロールで銀河帝国皇帝パルパティーンがあの世から神秘的な帰還を果たしていたことを明らかにしている。
死者は口を開いた! 銀河は謎の放送を受信した――亡き皇帝パルパティーンの邪悪な声は、復讐の脅迫を宣言している……
『スカイウォーカーの夜明け』の共同脚本家であるクリス・テリオは最近、IndieWireとのインタビューの中で本作の始まり方について説明した。また、編集を担当したメリアン・ブランドンから、私たちはパルパティーンの復活をより深く掘り下げる未公開のシーンが存在することも知っている。
「私たちはオープニングクロールの内容について議論を重ねました」とテリオは語る。「オープニングクロールに『復讐』の文字、つまりすでに死んだはずの銀河帝国皇帝パルパティーンの声で話される復讐のメッセージを入れたいと思いました。『死者は口を開いた』という言葉も欲しかったですね……『過去を殺せ』という言葉を入れても良かった。それはカイロ・レンがエピソード8と、エピソード9の序盤でやろうとしていることですが、過去はまだ彼を追いかけているのです」
「彼は過去の清算をするための心の準備が整っているのかもしれませんが、言葉どおり過去の声であるパルパティーンの言葉で『まだダメだ、若き者よ。歴史は君を見ておる』と語りかけられています。歴史は何が起こったかを覚えています。シスは静かに消えることはありません」

「スター・ウォーズ/スカイウォーカーの夜明け」画像・動画ギャラリー

「私たちはエピソード4のオープニングクロールを再訪し、キャラクターたちの置かれている状況がとても複雑なものであることに気づきました」とテリオはさらに説明する。「まるで土曜日朝の連続番組のようです。彼らはデス・スターと呼ばれる戦闘基地の設計図を盗んだばかりです。1977年当時には、これは全く新しい情報でした。私たちはあんな風にやってみたいと思って、誘発的なイベントをもって映画を始めることを決めました。そのイベントはまさに冒頭の放送なのです」
最終的な総興収がエピソード7とエピソード8より少ないと見積もれているが、『スカイウォーカーの夜明け』の世界興行成績はすでに1000億円に迫っている。本作でボーモント・キンを演じているドミニク・モナハンは最近、すべての削除されたシーンを含むディレクターズ・カットが一般公開されてほしいと語っている。 Matt Fowler