22年大河「鎌倉殿の13人」脚本・三谷幸喜氏「集大成、最高の大河に」

　NHKは8日、東京・渋谷の同局で会見を行い、2022年に放送される大河ドラマ第61作は、鎌倉幕府の第2代執権、北条義時を主人公とした「鎌倉殿の13人」、脚本はヒットメーカー・三谷幸喜氏（58）、主演は小栗旬（37）に決まったと発表した。三谷氏は2004年「新選組！」、16年「真田丸」に続く6年ぶり3回目の大河脚本。小栗は大河初主演となる。

【写真】小栗旬が撮影した愛娘の手

　登壇した三谷氏は「この時代って本当に面白い。面白いドラマの要素が全部盛り込まれている。それをドラマにできるのは光栄に思っています。（3本目の大河に）「大河ドラマファンで子供の頃から見ていた。このところ、いろいろなことがあって大河ドラマ元気がないといわれることがあって、こんな楽しい、ワクワクする枠はないという信念を持っている。僕でいいんであれば、何らかのお力になりたいと思っていた。お話があったときは嬉しい。大河ドラマ終わるんじゃないかと思っている人もいるかもしれない。ようやく60本で第1章が終わる感じ。第2章の2本目を作る感じ」と抱負。

　「（小栗から）決まった日に携帯電話の着信があって、海外からで、誰かも予想もつかなくて、かけ直してみたらよろしくお願いします。2人で新しい代表作にしましょうという話をしました」と小栗とのやり取りを明かした。

　「脚本家であるなら、大河ドラマはやりたいと思う。毎週同じ曜日の同じ時間にみんなで見るというのは連続ドラマしかない。その中で大河ドラマは1年。1年かけてやるのは大河ドラマを渡る世間しかない。渡る世間は僕が書くことはないので、大河ドラマやりたいと思っていた。2本書いてわかったこともある。そのノウハウを生かして、自分にとっての集大成、最高の大河ドラマにしたい」と張り切っている。