山田涼介が新成人にアドバイス「人間って追い詰められるとたいていのことはできちゃう」

引用元:TOKYO HEADLINE WEB
山田涼介が新成人にアドバイス「人間って追い詰められるとたいていのことはできちゃう」

 映画『記憶屋-あなたを忘れない-』に出演した山田涼介、芳根京子、ブラザートムが1月7日、新成人と地方から上京してきた若者を対象とした「記憶に残るサプライズ成人式イベント」に参加した。

 同作はシリーズ累計50万部を超える織守きょうやの小説『記憶屋』を原作としたもの。自分の記憶だけを失ってしまった恋人の記憶を取り戻すため主人公の遼一(山田)が幼なじみの真希(芳根)らとともにその原因を探っていく物語。「記憶屋」というのはその途中で知る、人の記憶を消せるという都市伝説的な存在。

 主人公が広島出身で東京在住という設定であることから、この日のイベントは地方出身で東京在住中の新成人を招いて行われた。

 最初に登場したトムは「まずは上京された方、東京はすごく怖いところです。それだけは覚えておいてください。そして二十歳になる方、大事なのは二十歳になることなのではなくて、ここから国を作っていくことの面白さに初めて参加すること。今、この国で一番正しいのはあなたたち。年寄なんてどうだっていい。あなたたちが信じることをこのままやっていってください」と熱いメッセージを送った。

 そしてイベントに参加したお笑い芸人を目指しているという若者に「そういう夢はつぶしたいですね(笑)。こっち側に来て面白いことを言ってほしくないんですよ。できれば辞めてほしい」と言いつつも、自分がかつてお笑い芸人として活動していた当時を振り返りながら「気にしないで好きなことだけやっていれば必ずチャンスは来る。頑張って」などとエールを送った。 山田涼介が新成人にアドバイス「人間って追い詰められるとたいていのことはできちゃう」 主人公の遼一役の山田涼介  山田と芳根はサプライズゲストとして途中から登場。

 新成人のお悩みに3人が答えるコーナーでは「自立することの不安」について山田は「人は人と人との支え合いで生きていると思うので、本当に必要な人を見定める能力が大切。人との関わり方が今まで以上に大事になってくる。今まで以上に深い関係になっていく人たちが増えていくから、そういう人たちとの関わり方を大切にしていくといいのかなと思う。僕もそうしている」などとアドバイス。

 成人式にあたって「両親への記憶に残るプレゼントは?」という相談に芳根は「最近、母に“なにが欲しい?”と聞いたら愛情と言われた」という母親とのエピソードを交えながら「それは何だろう?と考えたが、そうやって考えている時間というのも愛情なんだろうと思って、親をちゃんと見ていたい、親のことを考えて何かできたらいいなと思った。両親のことをじっくり見てみたら何か答えがあるのかなと思う」などとアドバイス。これにはトムも「二十歳になった息子のお祝いをした時に、酔っぱらって“あんたの息子で良かった。ありがとう”と言われて涙が止まらなかった。“ありがとう”だけで十分ですよ」と続けた。

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