乃木坂の絶対的エースついに!白石麻衣が卒業発表「個人の道で成長」

乃木坂の絶対的エースついに!白石麻衣が卒業発表「個人の道で成長」

 乃木坂46の白石麻衣(27)が6日、東京都内でサンケイスポーツなどの取材に応じ、グループから卒業することを発表した。3月25日発売のシングルの活動が最後になり、正式な時期は今後決定する。白石はこの日、メンバー全員に卒業を報告し、結成から8年あまりを過ごした仲間との日々に「運命なんじゃないかな」と感謝。「乃木坂46に頼らず、個人の道で成長していきたい」と卒業後は女優やモデルとして活動していくことを宣言した。

 人気メンバーが相次いで卒業している乃木坂46の“最後の大物”が、ついにグループを巣立つ。

 穏やかな笑みを浮かべた白石は1、2年前から卒業を意識し、昨夏に決断したと告白。4期生ら後輩の成長を感じたことが理由で、「27歳になって、外から乃木坂を見守っていきたいという気持ちが強くなりました。乃木坂は大きくなれると思います」と期待を込めて一大決心した。

 3月25日に発売される新曲(タイトル未定)がラストシングルで、卒業ライブの時期は今後発表される。

 ともに1期生で同い年の松村沙友理(27)には昨年末までに意思を告げ、この日はメンバーを前に直接報告した。「生ちゃん(生田絵梨花)、(秋元)真夏、高山(一実)が『いなくなっちゃうのは寂しい』と言ってくれました」と同期の反応を明かし、昨年の大みそかに出場したNHK紅白歌合戦について「最後の紅白という思いを秘めていました」としみじみ振り返った。

 音楽専門学校生時代、担任から勧められ、応募した乃木坂のオーディションに合格。当時はAKB48の公式ライバルグループと呼ばれ、街でティッシュ配りをしてPRすると「AKB?」と間違えて声を掛けられ、「大変だったけど、貴重な経験でした」と述懐した。

 まいやんの愛称で親しまれた美少女は、アイドルになってから歌やダンスを始め、激変した生活環境に何度もやめようと考えたが、「応援してくれるファンの方やメンバーのおかげで頑張ろうという気持ちになり、気がついたら8年がたっていました」と無我夢中で這い上がった。

 ソロでは、CDデビュー2年目でメンバー初のファッション誌モデルになり、競馬番組のMCに挑戦するなどファンのすそ野を広げた。2017年に発売したセカンド写真集は、今年の元日に27度目の重版が決まったことが発表され、累計発行38万部に到達。17年の東京ドーム初公演など“乃木坂の開拓者”として多くの夢をかなえてきた。

 「アイドルというタイプではないけど、ステージに立って歌うことが自分を出せる場所。つらかった思い出よりも楽しい思い出が強い。言葉じゃ表せないくらい本当に素敵なグループです」と自負。乃木坂はメンバーの仲が良いことで知られ、「一人一人がメンバー思い。運命なんじゃないですかね」と感謝した。

 卒業後は、現在も行う女優やモデルとしてさらなる飛躍を目指す。女優に転身した同期の西野七瀬(25)らOGついては「ライバルに? 自分との戦いかなと思います。会えば相談できるし、相談したいです」とにっこり。「乃木坂は居心地がよすぎて甘えてしまう。乃木坂に頼らず、個人の道で成長していきたいです」と誓った。

 メンバーの道しるべになるべく、これからは一人で坂道を駆け上がる。