小森隼「芸人交換日記」役作りで高校生ぶりの黒髪に、紅白初出場の実感も明かす

引用元:音楽ナタリー
小森隼「芸人交換日記」役作りで高校生ぶりの黒髪に、紅白初出場の実感も明かす

小森隼(GENERATIONS from EXILE TRIBE)が主演を務める“BOOK ACT”「芸人交換日記」が、本日1月6日に開幕。メディア向けの公開ゲネプロおよび囲み取材が行われた。

【写真】小森隼(GENERATIONS from EXILE TRIBE)(メディアギャラリー他14件)

「BOOK ACT」とは、放送作家の鈴木おさむとLDHによるクリエイターチーム「LDH O」が仕掛けるプロジェクト。キャストが本を読みながら演じる新たな朗読劇で、昨年9月に第1弾が上演された。「芸人交換日記」は鈴木の著書「芸人交換日記~イエローハーツの物語~」が原作。結成10年の売れない芸人コンビ・イエローハーツの姿を描いた物語で、脚本、演出は原作者の鈴木おさむが手がける。小森はイエローハーツの田中役で本作に出演。相方の甲本は塙宣之(ナイツ)、相田周二(三四郎)、平子祐希(アルコ&ピース)、みやぞん(ANZEN漫才)、りんたろー。(EXIT)が各回ごとに務め、小森と1日限りのイエローハーツを結成する。

囲み取材には小森、鈴木、初回で甲本を演じる塙、久美・黄染役の森田想が登壇した。鈴木は小森を起用した理由について、「今またこの作品を表現したいと思ったときにGENERATIONSの小森隼が適役だと思ったんです。それでパートナーを今をときめく芸人にやってもらうのがいいんじゃないかと思って」と説明。小森と塙のイエローハーツについては「年の差が気になったんですけど、やってみたらバッチリでした」と太鼓判を押した。

初めて舞台作品に出演することとなった小森は「作品は小説で読ませていただいたり、舞台も観ていたのでまさか自分が田中の役をやらせていただくことになるとは。不安もありましたが、おさむさんやスタッフさんと話し合いながら、自分のできるチャレンジの1つとしてやってみたい思いがあって、今日やっと初日を迎えます」と緊張気味にコメント。パフォーマーとしてではなく役者としてステージに立つことについては「今までいろんなステージで踊らせていただいていますが、動かないのは初めてです。立っているだけでも足踏みをしたいくらいなんですが、それをグッと堪えて田中を演じました」と述べた。

実際にお笑い芸人として活躍する塙は本作について「芸人がグッと来るポイントがいっぱいあります。『売れてもつらい』というセリフがあるんですけど、僕は売れていないときに兄貴に『芸人はやめろ。俺は売れて生活が変わってつらい。お前にそんな思いはさせたくない』と言われたことを思い出しました。今、僕には両方の気持ちがあるのでマジで泣きそうになりましたけど、まあ絶対に泣かないです。恥ずかしいんで」と熱弁をふるう。小森が「『おさむさん、僕のために書きましたよね?』っていう方がいらっしゃるくらい」と明かすと、塙が「EXITのりんたろー。でしょ? りんたろー。号泣だったよな」と暴露。それを受けて小森は「はい(笑)。それぐらい皆さんすごい経験をされている。僕はすべてを理解したうえでできることはないんですけど、稽古で皆さんと関わらせていただいて、自分の中で新しい引出しができて、経験になりましたし、やりがいも感じています」と話した。

田中を演じるに当たり、デビュー以降トレードマークでもあった金髪から黒髪にイメージチェンジした小森。「高校生ぶり、7年ぶりの黒髪は恥ずかしくてしょうがないです。今日楽屋で染めたんですけど、スタッフさんと会うときも服を着ていない気持ちです。金髪をなくすと自分がいなくなった気持ちです」と照れくさそうに語り、鈴木から「これからずっとこれでいいんじゃないかな」と言われると、「いやいや」と首を横にブンブン振った。

各回異なる芸人が相方を務めるが、誰が一番やりやすいのかと聞かれた小森は「番組でもご一緒しているのでアルコ&ピースの平子(祐希)さん。でも全員緊張します」と申し訳なさそうに回答。小森と見た目が似ていることからキャスト発表時に大きな話題を集めたみやぞん(ANZEN漫才)について鈴木が「2回稽古をやったんですけど、みやぞんは見えない。未知数です」と話すと、小森も「見えないですね」と鈴木に同調した。昨年末に「NHK紅白歌合戦」にGENERATIONSとして初出演を果たしたことへの反響を問われた小森は「何より一番、家族からおめでとうと言われました。母親からは『泣きました』とLINEが来て。お正月に会う人全員が『紅白観ました』と言ってくださって、実感というとおこがましいですけれど、出させていただいて皆さんに応援していただいているんだなとものすごく感じています。今日はそこから初めてファンの皆さんの前に立たせていただくので、今日観たファンの方がどんな感想を持ってくれるのかは興味深いです」とコメント。最後に小森は「年末から稽古を始めさせていただいてやりがいも感じています。作品をやりきったときの自分の気持がどうなっているんだろうと。ワクワクドキドキしています。今持てるすべてをかけてがんばります」と意気込みを語り、囲み取材を締めくくった。

また2月には東京、兵庫の2都市で「BOOK ACT」の第3弾として「ヒーローよ 安らかに眠れ」「もう一度君と踊りたい」「芸人交換日記」の3作品が、日替わりキャストで上演される。次回の「芸人交換日記」で小森は田中ではなく甲本を演じる。

■ 朗読劇 「芸人交換日記」
2020年1月6日(月)~8日(水)東京都 恵比寿ザ・ガーデンホール
<出演者>
田中役
小森隼(GENERATIONS from EXILE TRIBE)

甲本役
1月6日(月):塙宣之(ナイツ)
1月7日(火)14:00の部:相田周二(三四郎)
1月7日(火)18:00の部:平子祐希(アルコ&ピース)
1月8日(水)14:00の部:みやぞん(ANZEN漫才)
1月8日(水)18:00の部:りんたろー。(EXIT)

久美・黄染役
森田想

脚本・演出
鈴木おさむ