【ゴールデングローブ賞映画部門】「ワンス・アポン・ア・タイム・イン・ハリウッド」が最多3冠

引用元:映画.com
【ゴールデングローブ賞映画部門】「ワンス・アポン・ア・タイム・イン・ハリウッド」が最多3冠

 [映画.com ニュース] ハリウッド外国人記者クラブ(HFPA)が主催する第77回ゴールデングローブ賞授賞式が1月5日(現地時間)に開催され、 クエンティン・タランティーノ監督「ワンス・アポン・ア・タイム・イン・ハリウッド」が最多3冠に輝いた。

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 レオナルド・ディカプリオとブラッド・ピットという2大スターが初共演した本作は、落ち目の俳優(ディカプリオ)とそのスタントマン(ピット)の友情と絆を軸に、実在したカルト集団マンソン・ファミリーによる事件を盛り込みながらハリウッド黄金時代の光と闇を描いた。作品賞(コメディ/ミュージカル)、ピットが助演男優賞、タランティーノが脚本賞を受賞した。

 2部門を獲得したのは、サム・メンデス監督が祖父の戦争体験を題材にした「1917 命をかけた伝令」で、作品賞(ドラマ)、監督賞を獲得。また、R指定映画として初めて世界総興収10億ドルを超える大ヒットを記録した「ジョーカー」も、ホアキン・フェニックスの主演男優賞(ドラマ)と作曲賞を受賞。エルトン・ジョンの自伝的映画「ロケットマン」も、タロン・エガートンの主演男優賞(コメディ/ミュージカル)と、主題歌賞を受賞している。

 主演女優賞(ドラマ)は、47歳の若さでこの世を去った「オズの魔法使」のミュージカル女優ジュディ・ガーランドの伝記映画「ジュディ 虹の彼方に」で、久々に賞レースにカムバックしたレニー・ゼルウィガーが受賞。そして、中国で生まれアメリカで育ったルル・ワン監督が、末期ガンの祖母のため祖国に帰郷する親族の交流を描いた「フェアウェル」で、オークワフィナが主演女優賞(コメディ/ミュージカル)を受賞し、アジア系アメリカ人女優として初のゴールデングローブ賞に輝いた。

 また、外国語映画賞にはカンヌ国際映画祭で最高賞パルムドールに輝きアカデミー賞ノミネートも確実視されているポン・ジュノ監督「パラサイト 半地下の家族」が受賞した。

 第77回ゴールデングローブ賞(映画部門)受賞結果は以下の通り。

▽作品賞(ドラマ) 「1917 命をかけた伝令」
▽主演男優賞(ドラマ) ホアキン・フェニックス 「ジョーカー」
▽主演女優賞(ドラマ) レニー・ゼルウィガー 「ジュディ 虹の彼方に」
▽作品賞(コメディ/ミュージカル) 「ワンス・アポン・ア・タイム・イン・ハリウッド」
▽主演男優賞(コメディ/ミュージカル) タロン・エガートン 「ロケットマン」
▽主演女優賞(コメディ/ミュージカル) オークワフィナ 「フェアウェル」
▽アニメーション映画賞 「Missing Link」
▽外国語映画賞 「パラサイト 半地下の家族」
▽助演男優賞 ブラッド・ピット 「ワンス・アポン・ア・タイム・イン・ハリウッド」
▽助演女優賞 ローラ・ダーン 「マリッジ・ストーリー」
▽監督賞 サム・メンデス 「1917 命をかけた伝令」
▽脚本賞 クエンティン・タランティーノ 「ワンス・アポン・ア・タイム・イン・ハリウッド」
▽作曲賞 ヒドゥル・グドナドッティル「ジョーカー」
▽主題歌賞 “(I’m Gonna)Love Me Again” 「ロケットマン」