宝塚版「マスカレード・ホテル」開幕 瀬戸かずや「刑事もホテルマンも…二度おいしい」

引用元:スポーツ報知
宝塚版「マスカレード・ホテル」開幕 瀬戸かずや「刑事もホテルマンも…二度おいしい」

 宝塚歌劇花組公演「マスカレード・ホテル」(脚本・演出、谷正純)が5日、大阪の梅田芸術劇場シアター・ドラマシティで開幕した。

 直木賞作家・東野圭吾氏(61)のベストセラーが原作で、昨年1月には木村拓哉(47)の主演で映画化された人気ミステリーの舞台版。入団16年目の2番手スター・瀬戸かずやが、2016年の「アイラブアインシュタイン」以来3年4か月ぶりに主演。外部劇場では初めてセンターを任された。

 都内の高級ホテルで起こると予測される連続殺人を食い止めるため、警視庁の新田浩介刑事(瀬戸)がホテルマンに扮して潜入捜査。一流のフロントクラーク・山岸尚美(朝月希和)の厳しい指導に反発するが、仕事にかける情熱を尊重し合い、信頼を深めていく。熱血漢ながらも頭の切れる新田を自在に演じた瀬戸は「刑事もホテルマンも体験できて、二度おいしい。近年、花組はコスチュームものが多かったので、現代の男性を演じるのはすごく喜びがあります。私自身もコミカルな役が続いていたので、ふざけたくなる自分もいるんですが、シンプルに核の部分をお届けしたい」とジョーク交じりに意気込みを見せた。

 また、昨年11月に雪組から組み替えされ、古巣・花組に復帰した朝月は、外部劇場では初の単独ヒロイン。確かな芝居心で、おもてなし精神にあふれた山岸を好演。今後の花組娘役を引き締める存在になりそうだ。

 13日まで。東京・日本青年館ホールでは20~27日に上演。 報知新聞社