さんまを爆笑させたピン芸人・キャツミがR-1ぐらんぷり予選に登場!

さんまを爆笑させたピン芸人・キャツミがR-1ぐらんぷり予選に登場!

 “お笑い怪獣”明石家さんま(64)を爆笑させた期待のピン芸人、キャツミ(20)が4日、大阪市内で行われた“ひとり芸”No.1決定戦「R-1ぐらんぷり2020」予選1回戦に登場した。

 昨年NSC(吉本総合芸能学院、41期生)を卒業したばかりの芸歴1年未満の若手が一躍脚光を浴びたのは、2日に放送されたフジテレビ系「新春大売り出し!さんまのまんま」。

 番組恒例で今田耕司(53)がさんまにおすすめする芸人の1人として登場すると、裸に海パン一丁でサランラップやプチプチの緩衝材などを顔面でかぶっては、胸や脇や胸に貼り付けたボール、カスタネットなどの音を鳴らしてグルグル回るリズムネタを披露した。

 これにはさんまやゲストの女優、石原さとみ(33)も手をたたいて大笑い。石原が選ぶナンバーワンこそ侍スライスに譲ったが、お茶の間に強烈なインパクトを残した。

 この日は、ルーキーにもかかわらず、登場すると歓声が。“まんま効果”は絶大で、顔面に吸い付かせたペットボトルなどを発声で飛ばすと、音を鳴らして回るネタで沸かせた。

 出番後は「ボチボチでしたね」と謙虚なキャツミ。番組放送後は「ツイッターのフォロワーも200人増えて、めちゃくちゃありがたかった」という。

 兵庫県宝塚市出身。中学3年からギターを始め、バンドを組んだりもしたが、「高校のときはパッとしてなかった。卒業して“いま、あいつ、すごいぞ”ってたたえられたい」と、高校3年で芸人を目指した。

 芸名は、NSC在学中に本名(後藤克海)の名前をカタカナにし、かつみ・さゆり(漫才)とかぶらないよう、「カ」をアレンジ。昨夏、今田主催「大阪芸人掘り出しライブ7」で今田印認定賞に選ばれ、「まんま」出演権をゲットした。

 12月の収録時は「伝説の生き物の目の前でネタをする…。すごい感覚でした。しゃべる機会も全然なかったけど、爪痕はちょっとだけ残せたかな」と手応え。

 一足早くさんまからもらったお年玉1万円は「さんまさんの判子が押してあって、すごい貴重。引き出しの中にとってあります」と宝物だ。

 目標は2016年のR-1ぐらんぷり覇者、ハリウッドザコシショウ(45)。ただ、順調に予選を勝ち上がっても持ちネタが2つしかないため「追い詰められてます」と苦笑した。