「9人の翻訳家」に西村京太郎や道尾秀介ら15名が賛辞、描き下ろしイラストも公開

引用元:映画ナタリー
「9人の翻訳家」に西村京太郎や道尾秀介ら15名が賛辞、描き下ろしイラストも公開

「タイピスト!」のレジス・ロワンサルが脚本と監督を担当した「9人の翻訳家 囚われたベストセラー」。このたび、本作を鑑賞した著名人15名からコメントが到着した。

【動画】「9人の翻訳家 囚われたベストセラー」予告編(メディアギャラリー他15件)

ダン・ブラウンの小説「インフェルノ」出版時に、海賊行為と違法流出を恐れた出版社が各国の翻訳家を地下室に隔離して翻訳させたというエピソードをもとにした本作。劇中では全世界待望のミステリー小説「デダリュス」完結編の各国同時発売のため、ある洋館に集められた9人の翻訳家の姿と、出版社社長アングストロームに届く脅迫メールの謎が描かれる。

トラベルミステリーの第一人者である作家の西村京太郎は「文学の魔力に翻弄される人々。この映画監督のテクニックに翻弄される我々。面白くて怖い映画だ」と、「カラスの親指」や「月と蟹」などの著作で知られる道尾秀介は「ここまで予測不能なミステリー映画を久々に観た。鑑賞後に残る感情まで完全に予想外。有難い体験でした」とコメント。そして翻訳家の金原瑞人は「Translator, traitor.(翻訳家は裏切り者)ということわざを地で行くような、裏切り者探しのこの映画に、あざやかに裏切られてしまった」と、女優の南沢奈央は「知的で文学的なミステリー! どんでん返しの連続で、最後の最後まで目が離せませんでした!」と感想をつづっている。

なおイラストレーターのfoxcoがイラストを描き下ろしたポスタービジュアルもあわせて到着。このポスターは、映画の公開初日から上映劇場に掲出される。

「9人の翻訳家 囚われたベストセラー」は、1月24日より東京・ヒューマントラストシネマ有楽町、シネクイント、新宿ピカデリーほか全国で順次ロードショー。ランベール・ウィルソン、オルガ・キュリレンコ、アレックス・ローサーらがキャストに名を連ねる。

■ 赤川次郎(作家)コメント
文学作品の翻訳という題材が、こんなに面白いミステリーになるとは! 知的な謎解きと息をのむサスペンスを両立させた極上の娯楽作。脚本、演出、役者の充実、すべてに脱帽。

■ 西村京太郎(推理作家)コメント
文学の魔力に翻弄される人々。この映画監督のテクニックに翻弄される我々。面白くて怖い映画だ。

■ 道尾秀介(小説家)コメント
ここまで予測不能なミステリー映画を久々に観た。鑑賞後に残る感情まで完全に予想外。有難い体験でした。

■ 黒川博行(作家)コメント
本格ミステリーにおける様式美を感じさせる展開だった。精緻な脚本によって思いもかけない結末に導かれる。

■ 越前敏弥(文芸翻訳者、「ダ・ヴィンチ・コード」「インフェルノ」など)コメント
「翻訳家あるある」だらけで笑ったり、身につまされたり。話は二転三転、この展開は予測不能。

■ 折原一(推理作家)コメント
予断を許さない展開、予想の”斜め上”を行く結末。身構えて見ていたが、気持ちよくだまされた。

■ 乃南アサ(作家)コメント
密室での息詰まる静止劇と、後半に向かうスピード感。それだけに最後に得るカタルシスは大きい。

■ 名越康文(精神科医)コメント
スリル謎スリル謎スリル!! もうそれでいいじゃないか、素敵な映画です! 精神科医として敢えて言うなら、これは神を求める者と金を求める者との闘争の神話。そのどちらもが、欠落を自覚する人間だ。しかしより悲劇的なのはどちらなのか。ずっと余韻が残っている。

■ 金原瑞人(翻訳家)コメント
Translator, traitor.(翻訳家は裏切り者)ということわざを地で行くような、裏切り者探しのこの映画に、あざやかに裏切られてしまった。

■ 平岡敦(フランス語翻訳家、「天国でまた会おう」「クリムゾン・リバー」)コメント
巧妙なトリックに意表を突いた結末と、いかにもフランスらしいひねりとエスプリがきいたミステリ映画だ。

■ 麻木久仁子(タレント・国際薬膳師)コメント
自分も囚われているかのような息詰まる緊張感の中で「文学の力を信じられるか」と自問自答する105分!

■ 南沢奈央(女優)コメント
知的で文学的なミステリー! どんでん返しの連続で、最後の最後まで目が離せませんでした!

■ 山崎まどか(コラムニスト)コメント
容疑者は多国語を操る、一癖も二癖もある言葉のプロフェッショナルばかり! その設定と事件の関わりにうなり、ツイストに次ぐツイストに翻弄され、出版に携わる者として身につまされ、更には本を愛する人間として胸のすく思いがした。

■ 伊藤さとり(映画パーソナリティ)コメント
脚本が秀逸! 俳優陣の顔触れもセンスが光る! そして何よりトラップだらけの迷路のような脳内体験に大満足の一本。

■ 赤ペン瀧川(映画コメンテーター)コメント
やられた。なんて心地よい恐ろしさなのか。狂った実話から生まれた正統派スリラー映画の誕生に喝采!

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