市川海老蔵、秋元康氏が手がける新作歌舞伎で親子共演

引用元:スポーツ報知
市川海老蔵、秋元康氏が手がける新作歌舞伎で親子共演

 歌舞伎俳優の市川海老蔵(42)が3日、東京・新橋演舞場「初春歌舞伎公演」(25日まで)の初日公演に出演し、作詞家の秋元康氏(61)が歌舞伎に初挑戦した「NINJA KABUKI 雪蛍恋乃滝」で長男・堀越勸玄くん(6)と親子共演した。

 5月に13代目市川團十郎白猿襲名を控え、海老蔵として最後の正月公演。秋元氏が作・演出を手がける新作歌舞伎「―雪蛍恋乃滝」は「日本版・ロミオとジュリエット」と言える悲恋の物語で、海老蔵は忍者の稲妻を演じる。冒頭で幼少の稲妻を演じる勸玄くんが鮮やかな立ち回りを披露して「成田屋!」の掛け声と共に喝采を浴びた。

 「様々なことをプロデュース、演出してこられた秋元さんならではの歌舞伎に期待していますし、私としても挑戦です。忍者という着眼点が面白いですよね」と海老蔵。歌舞伎に初挑戦する秋元氏は、美空ひばりさんの「川の流れのように」を作詞した際の心境に重ねて「まず、歴史ある歌舞伎に敬意を表した姿勢で取り組もうと思いました」とコメントを寄せた。

 海老蔵は昼の部「御存鈴ヶ森」では一般家庭の出身ながら歌舞伎界の将来を担う一人として期待される中村莟玉(かんぎょく、23)と共演。夜の部「雪月花三景 仲国」では長女・市川ぼたん(8)と親子共演する。 報知新聞社