「トップガン」「007」続編に新生チャリエン、イーストウッドの最新作も!2020年の注目洋画を先取り!

引用元:Movie Walker
「トップガン」「007」続編に新生チャリエン、イーストウッドの最新作も!2020年の注目洋画を先取り!

2020年に公開予定の新作映画を早速チェック!アメコミ映画、ディズニー映画は別の記事で紹介するので、乞うご期待。ここではそれら以外に注目の洋画を先取りしていきたい!

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■ 「007」「トップガン」「チャリエン」…人気映画の続編、リブートが続々公開!

2020年も続編やリブートブームの勢いは衰えず、注目の大作がめじろ押しだ。

1月31日(金)からは“破壊王”ことマイケル・ベイ監督の出世作「バッドボーイズ」シリーズ約17年ぶりの新作を、ベルギー出身の新鋭アディル・エル・アルビ&ビラル・ファラー監督コンビが『バッドボーイズ フォー・ライフ』として送りだす。以前と変わらずブランド服を着こなし、ポルシェを飛ばすマイク(ウィル・スミス)と、家族こそ守るべきものと考え危険な任務に消極的になったマーカス(マーティン・ローレンス)が、最大の危機に挑む。若いエリートたちと組み、年寄り扱いされるなど長いブランクを活かしたギャグや、一方で変わらない派手なアクションにも注目だ!

2月21日(金)から、こちらは17年ぶりのシリーズのリブート作となる『チャーリーズ・エンジェル』が公開される。前エンジェルのドリュー・バリモアが製作総指揮を務めている本作では、『アラジン』(19)で一躍ブレイクしたナオミ・スコット、「トワイライト」シリーズのクリステン・スチュワート、イギリス出身の新星エラ・バリンスカがエンジェルたちに選ばれている。監督をエリザベス・バンクスが務めており、シリーズで初めて女性に変更されたおなじみのキャラクター、ボスレーも演じている。

動物と会話ができる博物学者に巻き起こる騒動や冒険を描いた人気児童文学「ドリトル先生」。エディ・マーフィ主演で以前にも映画化された本作が、新たに「アイアンマン」シリーズのロバート・ダウニー・Jrがドリトル先生を演じ『ドクター・ドリトル』(3月20日公開)として復活!重い病に倒れた若き女王を救うため、頑固なオウム、臆病なゴリラら個性的な仲間たちと伝説の島へ、治療法を求めて冒険の旅に出るというストーリーが繰り広げられる。現代劇だったエディ・マーフィ版とは違い、より原作に近くなっているようだ。

4月10日(金)からはシリーズ25作目となる『007/ノー・タイム・トゥ・ダイ』が公開。『カジノ・ロワイヤル』(06)以降、ボンドを演じ続けてきたダニエル・クレイグの最後のボンド(?)と言われている本作。物語は前作『007 スペクター』(15)で現役を退き、悠々自適な生活を送るボンドの元に、CIA出身の旧友が現れ、誘拐された科学者の救出を依頼するというもの。前作から引き続き、レア・セドゥやベン・ウィショーらが出演するほか、注目の悪役には『ボヘミアン・ラプソディ』(18)のラミ・マレックが抜擢されている。

7月10日(金)には、『トップガン』(86)の34年ぶりの続編となる『トップガン マーヴェリック』が封切られる。アメリカ海軍のパイロット養成機関“トップガン”に所属する候補生たちの挫折と栄光を迫力のアクションと瑞々しい青春模様と共に描いた前作。続編では、マーヴェリック(トム・クルーズ)がトップガンの教官となった姿を描く。つい先日には緊迫感ある飛行シーンも公開され、過酷な撮影の様子が話題となっている。

これら以外にも、『ゴーストバスターズ2』(89)の後継的作品となる『ゴーストバスターズ/アフターライフ』(2020年公開)や、11月20日(金)に全米公開を控えている(日本公開は2020年予定)、モンスターバースの最新作で日本から小栗旬も出演する『GODZILLA VS. KONG(原題)』など、目が離せない作品がいっぱいだ!

■ 巨匠たちの新作からも目が離せない!

コンスタントに作品を作り続けている人から、かなり久々となる人まで、巨匠監督たちの最新作も2020年にたくさん楽しむことができる。

御年89歳にもかかわらず、ほぼ年1本ペースで作品をリリースし続けている、クリント・イーストウッド。監督・主演作『運び屋』(18)に続く、監督最新作『リチャード・ジュエル』が1月17日(金)より公開される。本作では、1996年のアトランタ五輪会場近くの公園で爆発物を発見し、多くの人命を救った英雄にも関わらず、FBIやメディアに容疑者として仕立てられたある実在の警備員の半生が題材。イーストウッドらしい骨太な作品となっている。

イーストウッドを超える90歳のアレハンドロ・ホドロフスキーの新作『ホドロフスキーのサイコマジック』も2020年に公開予定。彼自身が考え出した心理療法「サイコマジック」を紹介する内容となっており、過去作のシーンも引き合いに出しながら、彼の作品がいかに「サイコマジック」という技法を貫いているかをひも解いていく。

『キャリー』(76)、『アンタッチャブル』(87)など、数々の名作を手掛けた79歳のブライアン・デ・パルマ監督の『パッション』(12)以来8年ぶりの新作『ドミノ 復讐の咆哮』も2月14日(金)に公開。ISISメンバーに相棒刑事を殺された、デンマーク・コペンハーゲンの警官が国際テロの陰謀に立ち向かう姿を描くサスペンスとなるようだ。

彼らより若い世代の人気監督たちの作品も紹介したい。『アメリカン・ビューティー』(99)のサム・メンデス監督による『1917 命をかけた伝令』(2月14日公開)に注目。第1次世界大戦を舞台に、若きイギリス人兵士が重要な伝令を届けるべく敵陣を駆け抜ける様子をワンカットのように撮影した意欲作で、名手ロジャー・ディーキンスが撮影を担当している。

『グランド・ブダペスト・ホテル』(13)のウェス・アンダーソン監督の新作『ザ・フレンチ・ディスパッチ(原題)』も2020年に公開予定。20世紀を舞台に、アメリカの新聞社のフランス支店に勤めるジャーナリストたちの姿を3つの軸で描いたもので、記者たちへのラブレターのような作品になるとのこと。

これらのほかにも気になる洋画が2020年も続々と公開されるので、ぜひ劇場に足を運んで、スクリーンで最高の映画体験を味わってほしい!(Movie Walker・文/トライワークス )