左肘骨折の尾上菊之助、「骨くっつきました」順調回復を報告。「グランメゾン東京」での好演で「丹後シェフ~!」の掛け声も。国立劇場で鏡開き

引用元:スポーツ報知
左肘骨折の尾上菊之助、「骨くっつきました」順調回復を報告。「グランメゾン東京」での好演で「丹後シェフ~!」の掛け声も。国立劇場で鏡開き

 歌舞伎俳優の尾上菊五郎(77)、尾上菊之助(42)らが3日、東京・国立劇場で1月公演「通し狂言 菊一座令和仇討(きくいちざれいわのあだうち)」(27日まで)の鏡開きを行った。

 一番注目を集めたのは“時の人”菊之助。12月に新作歌舞伎「風の谷のナウシカ」(新橋演舞場)公演中、左肘の一部を亀裂骨折するアクシデントに見舞われたが、この日の動きを見る限り、ほとんど支障なさそう。

 しかし挨拶では一度、壇上から1人、降壇。12月に負傷し、休演があったことを改めて謝罪した。そして千秋楽後、病院に行ったところ「骨は無事に付いておりました。リハビリをしてしっかり治したい」と話した。

 菊之助は舞台だけでなく12月29日が最終回だったTBS「日曜劇場・グランメゾン東京」で丹後学シェフ役を好演。同作最高の視聴率16・4%(ビデオリサーチ調べ)で有終の美を飾った。特に最終話ではライバル店「gaku」の丹後シェフ自ら、主演・木村拓哉(47)のいる「グランメゾン東京」まで食材「和ぜり」を届けに行き、ピンチを救った場面も話題になった。

 1月の国立劇場は菊五郎率いる音羽屋が中心となっての公演。今回は4世鶴屋南北の「御国入曽我中村」をアレンジし、奇想天外な仇討ちものを上演する。中村時蔵(64)、尾上松緑(44)らとともに菊之助は、権八&小紫の両役を演じる。 報知新聞社