蒼井翔太「FNS歌謡祭」で号泣の理由…倖田來未からの言葉と亡き祖母への思いを告白

引用元:TOKYO FM+
蒼井翔太「FNS歌謡祭」で号泣の理由…倖田來未からの言葉と亡き祖母への思いを告白

声優・アーティスト・俳優として幅広く活躍中の蒼井翔太。12月25日(水)放送のレギュラーラジオ番組「蒼井翔太 Hungry night」は、2019年最後のオンエア。「2019FNS歌謡祭」で倖田來未さんとコラボした思い出と、最愛の亡き祖母とのエピソードを語りました。
(TOKYO FM「蒼井翔太 Hungry night」2019年12月25日(水)放送より)2019年最後の放送ということで、オープニングトークでは今年1年を振り返った蒼井。中でも印象深かったのは、蒼井が歌手になるキッカケとなった憧れのアーティスト・倖田來未さんと「2019FNS歌謡祭」で初めて一緒に歌った思い出でした。

「ブログにも書かせていただいたんですが、僕は小さい頃からゲームが大好きで、学校も行かず、家からも出ずにゲームでずっと遊んでいた人間なんです。そんな僕を、おばあちゃんが優しく見守ってくれたんです」

そんなゲームが、倖田來未さんの楽曲との大切な出会いになりました。

「『ファイナルファンタジーX-2』で倖田來未さんが主題歌、挿入歌を歌われていて。挿入歌の「1000の言葉」を聴いたとき、僕とおばあちゃんが“この曲いいね~”って、おばあちゃんもその曲を大好きになったの。

で、僕もこのまま引きこもっていちゃダメだと、度胸試しに出ようと思っていたカラオケ大会で何を歌おうかなと思ったとき、おばあちゃんが好きだったからこそ「1000の言葉」を歌いたいと思って、選んだのね」

そんな優しくて、大好きなおばあちゃんが一昨年、旅立たれてしまいました。でも大好きだったからこそ、おばあちゃんを失った悲しみを実感できなかったそうです。

「だけど、FNS歌謡祭が終わって、倖田來未さんがハグをしてくれて……。僕ね、テレビカメラが回っている間は、すごく頑張ってたの。でも、カメラがもう1つのステージに行ったとき、もう涙が止まらなくて。倖田さんも、“良かったね、おばあちゃんも絶対、観てくれているよ”って言ってくださって、本当に生きててよかったなと思ったし、みんなと一緒に走ってきてよかったなと思ったんだよね」

そして、生放送を終えて家に帰ると、ある出来事がありました。

「僕、おばあちゃんが旅立ってから、まったく涙を流すことがなかったの。でも、FNS歌謡祭が終わって家に帰って鏡を見て歯磨きしてるときに、自分の顔がおばあちゃんに見えてきてさ……。その日の夜、初めておばあちゃんを思って号泣したんです。涙が止まんなくて」。

おばあちゃんとともに、恩人である倖田來未さんとデュエットする夢が叶った蒼井。「今まで生きてきて、おばあちゃんが旅立つまでのご恩を返せたんじゃないかなと思った瞬間でした」。応援してくださっている皆さんへの感謝と、大切な思い出を振り返りました。