崔洋一監督、内田裕也さんのサングラスなどの遺品を格安でたたき売り「幼稚園のバザーのロック版」

引用元:スポーツ報知
崔洋一監督、内田裕也さんのサングラスなどの遺品を格安でたたき売り「幼稚園のバザーのロック版」

 昨年3月に肺炎のため亡くなったロック歌手・内田裕也さん(享年79)の遺品を格安で販売する「内田裕也商店」が12月31日、東京・博品館劇場で開催された。

 内田さんと40年来の親交があった映画監督の崔洋一氏(70)が自ら陣頭指揮を取って企画した同販売会。「形見分けしたけど店が開けるほど残っていた」という内田さんが生前着用した衣装や日用雑貨を選定し、約460品を出品した。サングラスは1000円、革ジャンは“ロック”になぞらえて6900円。中には10万円するブランド物のスカーフもあったが、1500円でたたき売った。その他にも、時計、ソックス、シューズ、ジャージ、ジャンパー、帽子、コサージュ、缶バッチが並んだ。

 崔監督の「内田裕也さん形見をファンに分けたい」という思いから始まった今販売会。裕也さんの娘婿で俳優・本木雅弘(54)と相談しての価格設定で「最初は300円だったんです。でも、輸送費とかあるからということで、今回の価格に落ち着きました」。転売の可能性もあるが「ファンの良心にまかせます」。本木や内田さんの娘・也哉子さんも訪れ、喜ぶファンを見て笑顔だったという。

 当日は午後3時に開催予定だった販売会だが、ファンが予定より多く集まり、1時間早く開店。崔監督は実際に売り子に回って売りさばいた。「お客さんが熱いね! 来る人がファミリーチックで、幼稚園のバザーのロック版というか、ファミリーのバザーみたいだったよ」と目を細めた。

 内田さんの追悼年越しライブ「NEW YEARS WORLD ROCK FESTIVAL」も同会場で行われた。 報知新聞社