RENA ヴァンザントに雪辱TKO勝ち!亡き友に捧げる勝利に涙

RENA ヴァンザントに雪辱TKO勝ち!亡き友に捧げる勝利に涙

 ◇RIZIN.20(2019年12月31日 さいたまスーパーアリーナ)

 女子50.8キロ契約のワンマッチで、RENA(28=シーザージム)がリンジー・ヴァンザント(26=米国)に雪辱を果たし、たまらずリング上で涙をこぼした。

 1Rは1分すぎにタックルを受けて倒されてパウンドで攻められたが、体勢を入れ替えて膝を浴びせた。2Rは残り1分を切ったところで右腕を取られそうになったが懸命の防御でしのいだ。勝負の3Rはタックルを切るとマウントポジションからパウンドの連打を浴びせ、4分42秒、TKO勝利をもぎ取った。リング上では友人が29日に亡くなっていたことを明かした。

 初の米国での試合となった6月のベラトール222(米ニューヨーク州マジソンスクエアガーデン)での対戦はグラウンドで対応しきれず、チョークスリーパーで失神させられた。敗戦直後は自身のツイッターで「また同じ負け方しました。やっぱり私MMA向いてないわ、悲しませてごめんなさい」とつづった。早々に巡ってきたホームでのリベンジマッチ。同じ過ちは繰り返さず、グラウンドでも冷静に対処。「今年の汚れは今年のうちに」という目標を現実のものにし、進化を証明した。