ハリウッド・レポーターが選ぶ2019年のベスト映画10本

引用元:映画.com
ハリウッド・レポーターが選ぶ2019年のベスト映画10本

 [映画.com ニュース]米ハリウッド・レポーターのチーフ評論家トッド・マッカーシーが、2019年に公開された映画ベスト10を発表した。

 1位に輝いたのは、レオナルド・ディカプリオとブラッド・ピットの2大スターを主演に迎え、クエンティン・タランティーノ監督がハリウッド黄金期の光と闇を描き切った入魂の1作「ワンス・アポン・ア・タイム・イン・ハリウッド」。2位は、「グッド・タイム」のジョシュ&ベニー・サフディ兄弟が、ギャンブルによる借金返済を迫られた宝石店オーナーの焦燥を描く犯罪コメディ「Uncut Gems(原題)」。3位は、「レディ・バード」で注目を浴びたグレタ・ガーウィグ監督が、世界中で愛される名作小説をまったく新しい視点で映画化した意欲作「ストーリー・オブ・マイライフ わたしの若草物語」。

 このほか、マーティン・スコセッシ監督の「アイリッシュマン」や、1966年のル・マン24時間耐久レースを題材にした「フォードvsフェラーリ」、第1次世界大戦を舞台に、戦争の残酷さを生々しく映し出す「1917 命をかけた伝令」などの賞レースを席巻中の大作に交じり、第72回カンヌ国際映画祭コンペティション部門で脚本賞を受賞した、セリーヌ・シアマ脚本・監督による歴史ロマンス「Portrait of a Lady on Fire(原題)」、パリ郊外モンフェルメイユを舞台に、貧困や人種間の衝突、警察の横暴といった現代フランスが抱える社会問題にメスを入れる、新鋭ラジ・リ監督の衝撃作「レ・ミゼラブル」など、多様な作品が出そろった。

 米ハリウッド・レポーターのベスト映画ランキング、トップ10は以下の通り。

1.「ワンス・アポン・ア・タイム・イン・ハリウッド」クエンティン・タランティーノ監督
2.「Uncut Gems(原題)」ジョシュ&ベニー・サフディ監督
3.「ストーリー・オブ・マイライフ わたしの若草物語」グレタ・ガーウィグ監督
4.「アイリッシュマン」マーティン・スコセッシ監督
5.「Portrait of a Lady on Fire(原題)」セリーヌ・シアマ監督
6.「The Last Black Man in San Francisco(原題)」ジョー・タルボット監督
7.「フォードvsフェラーリ」ジェームズ・マンゴールド監督
8.「1917 命をかけた伝令」サム・メンデス監督
9.「レ・ミゼラブル」ラ・ジリ監督
10.「Cold Case Hammerskjold(原題)」マッツ・ブリュガー監督