菅田将暉、初出場「紅白」金髪でド派手にデビュー10周年締める

引用元:スポーツ報知
菅田将暉、初出場「紅白」金髪でド派手にデビュー10周年締める

 大みそかの「第70回NHK紅白歌合戦」(後7時15分)のリハーサルが30日、東京・渋谷区のNHKホールで行われた。初出場の歌手で俳優の菅田将暉(26)は、シンガー・ソングライターの米津玄師(28)が作詞・作曲・プロデュースを手がけた「まちがいさがし」を歌う。紅白のため髪をど派手な金髪に変え、前年出場の米津からアドバイスを受けるなど準備万端な様子だ。

 見たこともない景色に今をときめく人気俳優は、心を躍らせていた。この日のリハーサルは前がSuperfly、後ろが3人組バンド「いきものがかり」の順で行われ、菅田は「前後並んでいる方を見てすごいところに来たなと、不思議な気持ちです」としみじみ振り返った。

 オープニングセレモニーとエンディングのリハーサルでも49回連続出場の五木ひろし(71)と並んだ。「五木さんは、最後の点数が後ろに出ると教えてくれて『ほら、白組負けてる』と言っていたけど、よく見たら白組が勝っていた。五木さん間違えてんじゃん!と癒やされましたね。(客席の点数を集計する)野鳥の会も特殊部隊みたいでかっこよかった」と、紅白ならではの交流を満喫した。

 初出場への気合は十分だ。今月上旬に主演舞台「カリギュラ」を終え、中旬までに主演映画「糸」(来年4月24日公開)をクランクアップした後は音楽活動に専念した。リハーサルには一度、米津が訪れ、息継ぎの仕方をアドバイスされた。「楽しみにしてるわ」とエールを送られたという。

 髪形にも決意が表れていた。「舞台から見た目を変えないと、と思って色を抜いた」。演じた暴君からアーティストモードに切り替えるために、白組を意識して黒髪を明るい金髪にチェンジ。11月に行われた紅白初出場組の会見に不参加だったため「今日がお披露目と思って髪を上げて顔を見せました」と、前髪を上げて(漫画「ドラゴンボール」に登場する)スーパーサイヤ人風な面持ちで意欲を語った。

 今年はデビュー10周年。日本テレビ系連続ドラマ「3年A組―今から皆さんは、人質です―」、映画「アルキメデスの大戦」で主演し、初のZeppツアーも開催するなど、充実期を迎えた。この一年を漢字一字で「命」とし「命を懸けたなと。濃い一年でした」と笑顔。本番はオーケストラとピアノを従え、幻想的な雰囲気の中で歌唱予定。夢舞台で節目の年を締めくくる。 報知新聞社