「第６１回 輝く！日本レコード大賞」（日本作曲家協会主催）の授賞式が３０日、東京・初台の新国立劇場で行われ、シンガー・ソングライター米津玄師（２８）が作詞・作曲、プロデュースした男女５人組ユニット「Ｆｏｏｒｉｎ」が、「パプリカ」で令和最初の大賞に輝いた。平均年齢１１・２歳は史上最年少での大賞受賞になる。
新時代にふさわしい幕開け。次世代を担う小中学生５人組が、大輪の花を咲かせた。
光ＧＥＮＪＩ・佐藤アツヒロ（４６）の１５歳（８８年「パラダイス銀河」）、ＡＫＢ４８・岩田華怜（かれん、２１）の１４歳（１２年「真夏のＳｏｕｎｄｓ ｇｏｏｄ！」）の記録を更新し、史上最年少の大賞。もえの（１１）、りりこ（１０）、ちせ（９）の３人は、小学生での初の大賞受賞者になった。
発表の瞬間は祝福に包まれたが、ステージ上に姿はなかった。義務教育期間の修了前の子供の場合、労働の上限を午後８時とする労働基準法によるもの（映画制作と演劇に限り午後９時まで）。５人は電話で喜びの声を伝えた。
Ｆｏｏｒｉｎは、日本の音楽シーンをけん引する米津がオーディションを行い、選出された精鋭たち。「パプリカ」は米津が作詞・作曲、プロデュースし、２０２０年と、その先の未来に向かって頑張る全ての人への応援歌として制作された。
昨年８、９月にＮＨＫ「みんなのうた」で放送。全国の保育園や幼稚園、盆踊りで流れるなど、子供たちにとっての人気曲になっている。ＹｏｕＴｕｂｅで楽曲を公開後、関連動画の視聴回数は３億回に迫る勢い。今年７月に、米津がセルフカバーしたことで幅広い世代に認知された。
メインボーカルのひゅうが（１３）は「学校でみんなが歌ってくれる。吹奏楽部が演奏してくれて、全校生徒のみんなが大合唱してくれるので、うれしいです」とニッコリ。もえのは得意の手話を交え、「すごくうれしいです。ありがとうございます。精いっぱいのパフォーマンスを届けたいです」と力強く宣言した。午後７時５５分から登場。約３分間、元気いっぱいのパフォーマンスで締めた。
◆Ｆｏｏｒｉｎ（フーリン） メインボーカルのひゅうが（１３、中１）、もえの（１１、小６）、コーラス＆ダンスのたける（１３、中１）、りりこ（１０、小４）、ちせ（９、小３）による男女５人組。「パプリカ」を歌い踊る姿が「風鈴」に例えて、米津が命名。「誰でも楽しく踊れるダンスを」と世界的ダンサー辻本知彦、菅原小春が考案した。英語詞版「Ｐａｐｒｉｋａ」を歌う「Ｆｏｏｒｉｎ Ｔｅａｍ Ｅ」も結成された。
◆電話出演したメンバー・もえのの喜びの声
「ありがとうございます。すごい嬉しいです。こんなに素晴らしい場所で歌わせてもらえてうれしいです。感謝の気持ちしかありません。みんなも見ていると思うので喜んでいると思います」 報知新聞社
Ｆｏｏｒｉｎ「パプリカ」が史上最年少でのレコード大賞！平均年齢１１・２歳、令和最初の栄冠
引用元：スポーツ報知
