祝・有江嘉典50歳! その輝かしい功績を振り返る

引用元:OKMusic
祝・有江嘉典50歳! その輝かしい功績を振り返る

先日のクリスマス、12月25日(水)にめでたく50歳の誕生日を迎えたベーシストの有江嘉典。そんな彼のアニバーサリーを祝うライヴイベント『Arientalmachine BD Bash!!! -有江嘉典50祭-』が、2月24日(月・振休)に下北沢GARDENで開催されることが決定しました。この機会に、駆け足での解説で大変恐縮ですが、今年結成30周年を飾ったthe pillowsのサポート以外にも数々のミュージシャンを支えてきた腕利きプレイヤー、有江嘉典の参加楽曲を厳選して5曲、振り返ってみたいと思います。 祝・有江嘉典50歳! その輝かしい功績を振り返る 「兄弟」収録アルバム『DAWN GOT A DAWN』/MOON・BEAM

「兄弟」(’99)/MOON・BEAM

有江嘉典のベーシストとしてのキャリアはここから。1989年に地元・福岡で結成された伝説の3ピースバンド、MOON・BEAM(ムーン・ビーム)は98年に上京。精力的にリリースなどを重ねるもやがて活動休止、そして事実上の解散状態となっていましたが、2011年の再結成を経てライヴ活動を再開し、今年は結成30周年ツアーも実施しました。「兄弟」は1stアルバム『DAWN GOT A DAWN』に収録の鉄板ナンバーで、めんたいロックをビシビシ感じる男気たっぷりな“KAKKIN”こと柿木一宏(Vo&Gu)の歌、有江(Ba&Cho)と矢野一成(Dr&Cho)のリズムのせめぎ合い、コーラスが最高! その他、「雲の上で逢いましょう」「blow wind blow」といった代表曲、痺れるインスト曲も多いバンドなので、ぜひチェックしてみてください。 祝・有江嘉典50歳! その輝かしい功績を振り返る 「電撃」収録アルバム『STEREO8』/杉本恭一

「電撃」(’16)/杉本恭一

有江は同じく九州出身の杉本恭一(レピッシュ、analers)のソロバンドにおいて、サポートベーシストとして2004年から在籍中。ということは、もう15年以上の付き合いなので、出演が決定している『Arientalmachine BD Bash!!! -有江嘉典50祭-』でのステージはとりわけ感慨深いものになりそうです。ここまで活動の場を大きく広げ続けてきた有江。さまざまなサウンドに対応できる柔軟性の多くはミクスチャーやスカ、ニューウェイブ、パンクが自然にコラージュされた杉本のバンドで培われたはず。ファズギターが豪快に映える「電撃」(有江自身もMVに出演)の他、レピッシュのカバーなど、杉本恭一バンドでは自由度の高いゴキゲンなロックを、九州男児らしい正面突破のパフォーマンスで聴かせてくれています。