菅田将暉「ここで親孝行もできたかな」初出場の心持ち語る/紅白リハ

菅田将暉「ここで親孝行もできたかな」初出場の心持ち語る/紅白リハ

 大みそかの「第70回NHK紅白歌合戦」(後7・15)のリハーサルが29日、東京・渋谷のNHKホールで行われた。

 俳優、菅田将暉(26)はシンガー・ソングライター、米津玄師(28)が作詞作曲とプロデュースを手掛けた配信シングル「まちがいさがし」で初出場。金髪を逆立て、生オーケストラの演奏をバックに歌い上げる堂々のパフォーマンスを見せた。

 リハーサル後のインタビューで菅田は「僕の前後に並ばれている方とか歌唱とか聞いていて、『すごいところに来たな』って、なんか、不思議な気持ちでした。こんなところにいるんだなあって。普通にSuperflyのライブ見てるもん。そのあと『次、俺か』みたいな不思議な感じで始まって。で、だんだんエンジンかかってきたら、もう終わっちゃったんで。本番だと『最初からエンジンかけなきゃな』と思いました」と振り返り、さらにエンディングのリハーサルに触れ「野鳥の会、かっこいいっすね! 特殊部隊みたいな。SATみたいな。あのアナログ感がよかった」と楽し気に話すなど、初々しさを見せた。

 例年は「実家にいましたね。それこそ紅白見たり、実家のリビングでゆっくりしてます」という年末を過ごしていたという。紅白に出る意味合いについて「自分一人の意志でもない感じそんな話がいただけるなら、一生にそう何度もないことなんで『じゃあお邪魔させていただきます』という感じですけど」と話し、「親族が喜んでくれてる。年代的にもおじいちゃんおばあちゃんってそういう年にもなってくるから、ここで親孝行もできたかな」と語った。

 菅田は髪型について「この前まで舞台をやっていたんで、見た目を変えて(役を)抜かないとなと思い、思い切って(髪の毛の色を)抜いてみて。白組だしいいかなあと。で、今日、リハなんで、お披露目だって顔を(髪の毛をアップにして出した)」と説明。また米津からのアドバイスについて問われ「僕だけは米津玄師の『まちがいさがし』を聞いて練習していたので、それになるべく近づけるようにディスカッションしつつ、『楽しみにしてるわ』って感じでした」と明かした。

 ■菅田将暉(すだ・まさき) 初出場。1993(平成5)年2月21日生まれ、26歳。大阪府出身。2017年6月にauのCMソング「見たこともない景色」でCDデビュー。俳優業では、今年10月の「東京ドラマアウォード2019」で主演男優賞を受賞した。後半19番目に登場し、米津玄師(28)プロデュース曲「まちがいさがし」を歌唱する。