ギズモード・ジャパンの中の人が選ぶ「2019年ベストNetflix作品」

ギズモード・ジャパンの中の人が選ぶ「2019年ベストNetflix作品」

正月明けまでビンジウォッチング祭りもよかろうなのだ。

2019年はTV+にDisney+がローンチして群雄割拠状態に拍車がかかりましたが、ビデオストリーミングサービスの王様はやはりNetflixかなーと思います。オリジナルもたくさん作ってて、どれもちゃんとおもしろいですしね!

そんなNetflix作品の中から、ギズの中の人が選んだ「2019年ベストNetflix」をご紹介します。年末年始のお供にどうぞ。

『エルカミーノ:ブレイキング・バッド THE MOVIE』

『ブレイキング・バッド』が大好きな自分にとって、この作品はご褒美でした。本作は、ドラマのその後を描いた作品で、ジェシー・ピンクマンに焦点が充てられています。ドラマを見た方なら、ジェシーの“その後”が気になった人も少なくなかったと思います。今作ではジェシーの葛藤や彼の生き方を描き、ジェシー・ピンクマンの物語を綺麗に完結させた作品という意味でも私が今年見た作品の中で大満足の1本でした。

まさか『ブレイキング・バッド』終了から6年が経って続編が作られるとは思いもしませんでしたし、ドラマを見た人ならきっと興奮するあんな人や、こんな人まで出演していただいただけでも本作を見る価値は十分にあると思います。個人的にはジェシーの口癖、「ビッチ」がまた聞けただけでもあぁ、幸せだ…ってなりました。

『エルカミーノ』を100%楽しむためにはどうしても『ブレイキング・バッド』は外せません。普段あまりドラマを見ない自分ですが、唯一最後までノンストップで楽しめた作品でもあります。ストーリーが進むにつれてどんどん面白くなっていくので、寝不足になるかもしれないので年末年始はドラマを見るのにぴったりかもしれません。ずっと気になってはいるけどまだ見たことがない…という方は『ブレイキング・バッド』もNetflixで配信されているので是非ご覧ください。

(はらいさん)

『6アンダーグラウンド』

つい最近配信されたばかりですが、マイケル・ベイ監督の「ベイヘム」ワールドが大爆発する、『6アンダーグラウンド』が一気に今年のベスト1になりました。

これは天才的な発明で億万長者となり、社会から姿を消したライアン・レイノルズ扮する「1」が、運転や狙撃などさまざまな特殊スキルを持った人たちをスカウトし、彼らも偽装死で社会から消えたことにし、チームを組んで、枕を高くして寝ている極悪人を制裁する、いわば『必殺仕事人』のようなお話です。

いきなり狭いフィレンツェの街で繰り広げられるカーチェイスや、高層ビルでのパルクール、超高級クルーザーを巨大磁石にしてしまう奇想天外なアクションなど、世界を股に手に汗握る展開やメンバー個々の物語が積み重なり、ストレスなくスカっと勧善懲悪で終わります。

ライアン・レイノルズはシットコム『Two Guys and a Girl』で初めて見てから、近年は『グリーン・ランタン』や『デッドプール』といったアメコミ系SF映画でも活躍。ハリウッドを代表する俳優になりました。新作の『Free Guy』も楽しみです。またベイ監督は最近『トランスフォーマー』のイメージでしたが、本作は往年の『バッドボーイズ』や『ザ・ロック』の遺伝子を引き継いでいるなぁとベイヘム節にしみじみさせられてしまいました。

(岡本玄介)