「これが今のDragon Ashだ!」“希望”という名のオーディエンスと駆け抜けた2019年最終公演

「これが今のDragon Ashだ!」“希望”という名のオーディエンスと駆け抜けた2019年最終公演

「楽器隊」だけの5人体制“THE FIVES”と、ダンサーを含む7人のフルメンバーで挑む“THE SEVENS”という、初の二段階スタイルで開催された全国ツアー『DRAGONASH TOUR 2019 “THE FIVES” / “THE SEVENS” supported by Canva』。計30本となるツアー最終日を飾る公演が12月27日、ZEPP DiverCityにて開催された。

「DA」のロゴドロップが掲げられたステージの上。最初にDJのBOTSだけが現れると、どんな時も走り続けてきたバンドの精神を象徴する「威風堂々」(イギリスの作曲家エドワード・エルガ作曲)のギターロック風の旋律がターンテーブルから響き出す。やがてステージ両脇の高台にそれぞれ赤と青のフラッグを抱えたダンサー2人が登場。「Viva la revolution」のイントロへと音が変化すると同時にメンバー全員が現れ、全ての音が重なり合った瞬間、ギターロックな「Viva~」に進化。 1 / 2 「これが今のDragon Ashだ!」“希望”という名のオーディエンスと駆け抜けた2019年最終公演 「これが今のDragon Ashだ!」“希望”という名のオーディエンスと駆け抜けた2019年最終公演 「これが今のDragon Ashだ!」“希望”という名のオーディエンスと駆け抜けた2019年最終公演 「これが今のDragon Ashだ!」“希望”という名のオーディエンスと駆け抜けた2019年最終公演 「Viva la revolution」でスタートする今回のツアーでは、The BONEZやPay money To my PainのメンバーであるT$UYO$HIがサポートベースとして参加している。彼がこの日着ていたのは、初代ベーシスト、IKUZoNEを思わせる赤と青のチェックのシャツ。さらに彼のベースアンプには、赤と青のIKUZoNEシャツが飾られている。7人は今、これまでの全てを抱えながらフロアを埋め尽くす満杯の観客の前に立っている。楽器隊だけでつかんだ“THE FIVES”という揺るぎない自信と、ダンサー2名を含むフルメンバーのDragon Ashだからこそ表現できるミクスチャーなロックショー。計30公演を経て両方を手に入れた潔く誇り高い7人の姿を見て、筆者の側にいた男性客が思わず感嘆の声をあげる。「カッコいい!」

「T$UYO$HIくんと共に走り抜けた2019年。自信を持って言わせてよ。これが今のDragon Ashだ!」

1/4ページ