雨宮塔子アナ「一番興味深い番組になっている」…ＴＢＳ「報道の日」６時間半の生放送　

　ＴＢＳでは３０日、「報道の日２０１９」（前１１時）を６時間半にわたって生放送する。関口宏（７６）と雨宮塔子フリーアナウンサー（４９）が司会を務め、ゲストには恵俊彰（５５）、ホラン千秋（３１）らが出演する。

　今回のテーマは「アメリカ・中国・ロシアの三大国のパワーバランスが歴史の中でどのような変遷をたどったか」。

　令和元年の２０１９年は、米ソ冷戦が終結し２つの大国の緊張緩和が進んだ平成を経て、ＧＤＰ（国内総生産）世界２位の中国の存在感が急激に増した年だった。米中の貿易戦争が激化し、新たな覇権を争う米中の「新冷戦」の対立には収束の気配がない。

　米中露の三大国を軸に世界の勢力図が大きく変化しようとしている今、日本が三大国とどう向き合ってきたか、今後どう向き合っていくのか？

　現在にいたるまでの歴史の変遷を追いながら、当時のニュース映像と、キーパーソンの証言など新たな取材により分かった事実を交え、２０２０年以降の未来を俯瞰（ふかん）する。

　さらに、アメリカ合衆国の元国務長官のコリン・パウエル氏に行った単独インタビューにも注目だ。

　関口は「僕は、最近の話よりも古い話の方に興味をおぼえました。終戦間際に、ソビエト連邦（現在のロシア）が侵攻してきたときのことなどでは、初めて知る事実もありました。また、よく映像が残っていたなと感心するものもありました」と振り返り、「なかなか普段、じっくりテレビを見る時間がない方々も多いと思います。年末だからこそ、過去を振り返りながら新しいことを知るのは良いのではないかと思うんです。過去を振り返ることで、きっと『今』が見えてくるはずです」とアピールした。

　また、雨宮アナは「今年は今までで一番興味深い番組になっていると思います。まったく知り得なかった事実のうえに、まるで映画のようなドラマチックな展開になっているものもあります。私自身、毎年この番組に出演させていただいていることもあり、この番組を通して一度立ち止まってみないと年は越せない感じになっています」と語った。 報知新聞社