韓国で10年ぶり地上波復帰 JYJ・ジュンスが明かしたデビュー前の極貧生活

韓国で10年ぶり地上波復帰 JYJ・ジュンスが明かしたデビュー前の極貧生活

「僕も家計が苦しかった。トイレがない家で暮らした。今考えてもそれが……理解できない。いくら家計が苦しいといってもキッチンで用を足すなんて。キッチンもきれいじゃなく、床が石だった。アパートなのに」

 先日、JYJのジュンスが韓国で10年ぶりに地上波復帰を果たした。12月11日放送のバラエティ番組『共有の家』(MBC)に出演し、ファンのために私生活を大公開。自身が住む豪華なマンションや高級車を惜しげもなく披露した。一方、デビュー前の貧しかった生活を大暴露し、出演者を驚かせたのだ。

 JYJといえば、今年の夏、メンバーであるユチョンが覚醒剤を使用した罪に問われ、執行猶予付きの有罪判決を言い渡されたばかり。それを受け、ユチョンは所属事務所を解雇された。もう一人のメンバーである、ジェジュンとともに、ようやく、JYJとして再起をはかったばかりだ。

 東方神起として華々しくデビューし、韓流ブームの立役者となったジュンス。しかし、脱退を巡り、事務所ともめにもめた末、裁判沙汰に。裁判は合意のもとに終結したものの、元事務所からの圧力を受け、二人の姿は地上波から姿を消した。

 芸能界で成功後も決して楽な道とはいえなかったが、それでも、諦めず、ここまできた背景には、極貧生活を経験し、両親に豊かな生活を送らせてあげたかったという強い思いがあったからだろう。

 それが成就し、10年ぶりに地上波復帰という偉業をやり遂げたジュンス。「これまで(10年間)テレビ放送活動をしようと努めてきたが、その都度白紙となった」と彼が語るほど、地上波復帰はいばらの道であったことが伺える。

「東方神起から脱退したJYJ組ですが、ジェジュンも父親がおらず、養子に出されるという複雑な環境で育ちました。そういったバックグラウンドがあるからこそ、今の彼らの姿があるのでしょう。もちろん、ユチョンも両親が離婚し、苦労をしている。なのに、あの結果になり残念で仕方ないですね。テレビで見かけないと、いったい何をしていたのかと思われますが、二人とも日本をはじめ、海外を拠点に活動し、ジュンスはミュージカルといった舞台でも大成功を収めていました。彼らにとって韓国の地上波はもう必須な媒体ではなくなっていたのです。それでも継続して芸能界で活躍できてきたのは、彼らの実力のほかないでしょう。見事、アイドルから実力派アーティストに変貌を遂げたのです」(韓国芸能界に詳しいライターの松庭直氏)

 極貧生活からのし上がり、アイドル、そしてアーティストへと確実な階段を上り続けているJYJ・ジュンス。さらなる飛躍が楽しみだ。