学費は?カリキュラムは? 気になる欧州ロイヤルキッズのスクール事情を調査

引用元:ELLE ONLINE

かつて、ロイヤルキッズといえば宮殿内で家庭教師によって教育を施されることが一般的だった。しかし現代の王室では子どもたちには普通の生活をさせたい、と望む親も多く、彼らは他の子どもと一緒にさまざまな学び舎で勉学に励むようになっている。周りの予想に反して、父ウィリアム王子とは異なる共学校を選んだ英ジョージ王子から、“きさくな王室”を象徴するかのように公立校へと進んだデンマーク王室の子どもたち、私立校への転校が批判を呼んだノルウェー王室の王女王子たちまで、現代のロイヤルキッズの進学事情をご紹介。


学費は?カリキュラムは? 気になる欧州ロイヤルキッズのスクール事情を調査


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ジョージ王子 & シャーロット王女(イギリス)

父ウィリアム王子とは違う進学先を選択

2017年、4歳のジョージ王子がプリスクール進学に際して比較的歴史の浅い共学の私立トーマス・バタシーを選んだというニュースは、当時驚きをもって迎えられた。なぜなら、ジョージ王子は父ウィリアム王子や叔父のヘンリー王子が学んだ、ノッティングヒルの名門校ウェザビー・スクールに行くことが予想されていたからだ。この学校選びには母キャサリン妃の意向が大きいと言われており、「人に優しく、思いやりのある心を育てる」という教育方針を掲げる同校に、キャサリン妃が深く共感した模様だ。妹のシャーロット王女も今年からトーマス・バタシーのレセプションイヤーで学んでいる。


学費は?カリキュラムは? 気になる欧州ロイヤルキッズのスクール事情を調査


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4歳から13歳までを受け入れる幼小一貫のトーマス・バタシーの年間の学費は学年ごとに異なりレセプション学年から第2学年までの長子で6,429ポンド(2019年度)。広範なカリキュラムに加え、アートやバレエ、演劇、情報通信技術、音楽などは専門の教師から学ぶことができる。食育にも力を入れており、焼き立てのパンや、手作りのスープを始め、旬の食材を使った野菜たっぷりのヘルシーな学校給食を毎日提供しているという。


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クリスチャン王子 & イザベラ王女 & ヴィンセント王子 & ヨセフィーネ王女(デンマーク)

4人全員が公立校で勉強中!スイスに短期留学の予定も

フレデリック皇太子とメアリー妃の間には、長男のクリスチャン王子を始めイザベラ王女、双子のヴィンセント王子&ヨセフィーネ王女の合計4人の子どもがいるが、現在全員が公立のトラーネゴー・スクールに通っている。気さくな王室として知られるデンマーク王室だが、王室の子どもたちが“普通の”教育を受けるようになったのはやはり最近で、クリスチャン王子は保育園に通って、公立校に進学したデンマーク王室初の人物だと言われている。

2020年初めには4人の子どもたちはスイスのレマニア=ヴェルビエ・インターナショナル・スクールの12週間のプログラムに参加予定で、メアリー妃が付き添うという。