引用元:東スポWeb
「第32回日刊スポーツ映画大賞」が28日、都内のホテルで行われ、藤井道人監督(33)が権力とメディアのせめぎあいを描いた「新聞記者」が作品賞に選ばれた。
新聞記者、さらには官僚の日常を探るために丹念に取材し、リアリティーを追求したという。藤井監督は「新聞は読まないスマホ世代なので、興味がなく2度オファーを断った。でも、今ここに立って、この映画が自分の人生において、どれだけ意味があったかを実感している。スタッフの皆さん、ありがとうござ会いました」とあいさつした。
昨年「万引き家族」で同賞を受賞した是枝裕和監督(57)から記念盾が贈られ、「新聞記者」で好演した北村有起哉(45)が花束を贈った。
北村は「非常に柔軟性がある、フレキシブルで優しい監督だった。最近思えた言葉だけど」と冗談を交えて、年下の監督を絶賛。また、出演者の松坂桃李(31)も登壇し「無事公開できればいいなと思っていた」と、政治的圧力を感じながらの製作だったことを明かした。