鈴村健一も驚嘆!「娘に『実はわたし、プリキュアなの』と言われたときの対処法」 なぜ答えが「内閣府」に!?

引用元:TOKYO FM+
鈴村健一も驚嘆!「娘に『実はわたし、プリキュアなの』と言われたときの対処法」 なぜ答えが「内閣府」に!?

声優としても活躍中の鈴村健一(月~木曜)と俳優の山崎樹範(金曜)、フリーアナウンサーのハードキャッスル エリザベスがパーソナリティをつとめるTOKYO FMの番組「ONE MORNING」。12月12日(木)放送の「リポビタンD TREND NET」のコーナーでは、ネットニュースサイト「ねとらぼ」編集長・加藤亘さんに、2019年「ねとらぼ」でバズった記事「娘に『実はわたし、プリキュアなの』と言われたとき、親はどう振る舞うべきか」を紹介していただきました。鈴村:うーん、すごい記事だ!!!

加藤:ある日、自分の子どもが「実はわたし、プリキュアなの」と告白してきたとき、どう対処するべきなのか? これ、プリキュアじゃなくてもいいんですが、こういった“秘密の暴露”に対して、どういった対応が求められているのか。いろいろ調べてみた結果、その答えは「内閣府」にあった!という内容の記事です。

鈴村:へぇー、内閣府に? これ、どんな対応をしたらいいんですか?

加藤:ぜひ活用してほしいのが、内閣府がまとめている「相談における基本的態度と心得等」です。相談を受けた際の基本的な流れが記載されていて、大変参考になります。

ザベス:こんなことやってたんだ!

加藤:これによると、悩み相談で重要になってくるのが「積極的傾聴(アクティブ・リスニング)」という概念です。ポイントは3つ!

1:共感しながら理解しようとすること!

2:相手の話を否定せず、なぜそのように考えるようになったのか、その背景に肯定的な関心を持って話を聞くこと!

3:相手に対しても自分に対しても、真摯な態度で、話が分かりにくいときは分かりにくいことを伝え、真意を確認すること!

……ということで、この「積極的傾聴」を活用して、子どもがプリキュアだと告白してきたときの問題解決プロセスを、具体的に説明していきたいと思います。ザベスさん、大変ご面倒かとは思いますが、ひと言だけ頂戴できますか?

ザベス:分かりました! ……お父さん、実はわたしプリキュアなの!

加藤:そうか。君はプリキュアだったんだね!

……はい。ここでまずすべきことは、娘の立場になって、娘に共感することから始まります。「いい歳して何を言っている」「変身してすごい!」など、自分の意見は絶対に挟まないこと。ただただ、共感することが重要です。

次に、娘の言っていることを、こちらから繰り返し言語化していきます。「プリキュア活動をしていると楽しいんだね。」「プリキュアになって、フワを守りたいんだね」など、要約してあげることで、相手は“きちんと聞いてもらえている”と感じるようになります。

そして、秘密を告白してくるということは“何かに悩んでいる”ということです。プリキュアをやめたいのか、プリキュアを続ける上で障害があるのかなど、繰り返し質問をしながら、その問題点を明確にしていきます。このときも、決して自分の価値観を入れてはいけません。「つまり、プリキュアと学業が両立できなくてつらいんだね?」と、悩みの本質を明確な形にしていきましょう。

ザベス:(笑)

鈴村:忙しいからなぁ……プリキュアは。

加藤:問題点が整理できたところで、例えば「プリキュア活動と勉強を両立させたいと考えるのはすごく良いことだ」と、客観的に納得できることを見つけ、支持します。
次に、「プリキュア活動と勉学を両立するにはどうすればいいと思う?」など、問題を解決するためにどうしたいのかを相手に考えさせ、気づいてもらいます。

こういった流れで相手から解決方法が提示されたら、「それは良いアイデアだ! それを実現するためにこんな方法もあるよ」など、親にサポートする意思があることを伝えます。これで、いつ子どもが「わたしプリキュアなの」と言ってきても大丈夫です!

鈴村:なるほどねぇ、お見事! これ、でも本当にそうですよね。まず“肯定”というか、その事象自体を受け止めてあげるのが大事ですよね。そこから会話をしていくなかで見えてきたものを相手から引き出す、という。これはすごいわ。

(TOKYO FM「ONE MORNING」12月12日(木)放送より)