メイド姿の女性5人組BAND-MAIDが米ビルボード3部門にランクイン デビッド・ボウイのプロデューサーと“奇跡”の出会い

引用元:中日スポーツ
メイド姿の女性5人組BAND-MAIDが米ビルボード3部門にランクイン デビッド・ボウイのプロデューサーと“奇跡”の出会い

 メイド姿の女性5人組ロックバンド「BAND―MAID(バンドメイド)」がアルバム「CONQUEROR(カンカラー)」を発売、12月10日付の米ビルボード3部門に初めてランクインした。インターナショナルな活躍に注目が集まっている。

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 BAND―MAIDに注目したのは、デビッド・ボウイを手掛けた英国のプロデューサー、トニー・ヴィスコンティ。11曲目の「The Dragon Cries」はBAND―MAIDが作曲し、トニーは監督の立場で収録に立ち会った。

 友人に紹介され、興味を持ったトニー側が曲を一緒に作りたいと申し出た。ボーカルのSAIKIは「連絡があった時は詐欺かと思った。ニューヨークのレコーディングに来てくれて、自由な発想で格好良く加工してくれた」と喜ぶ。

 BAND―MAIDは2013年7月に結成。東京・秋葉原のメイド喫茶で働いていたギターの小鳩ミクを中心にしたバンドだ。ライブを「お給仕」、観客を「ご主人様」「お嬢様」と呼ぶ。外国人にも人気のメイド姿で本格ハードロックを響かせる意外性が海外でうけているようだ。

 新作は、前作「WORLD DOMINATION(世界征服)」に続く2年ぶり3枚目でタイトルは「征服者」の意味。「征服者になる強い意思表示を込めた」(小鳩)という思いで、海外ライブも積極的にこなしてきた努力が実を結んだ。1年半をかけてじっくり収録した15曲は「ハードだけどメロディーがきれい。未来のバンドメイドの曲がそろった」と世界に胸を張る。

 初めての地上波、NHKの歌番組にも出演した。小鳩は「バンドの魅力はギャップ。お茶の間の反響が楽しい」と手応えを実感している。

 2020年1月10日には名古屋市中区のダイアモンドホールでライブを開く。