神田松之丞の巧みな話術に子供たちも大爆笑 「100冊」保有の絵本で新境地

引用元:ENCOUNT

“いまチケットが最も取れない講談師”神田松之丞(36)が1日、自身が監修した「講談えほん」の発売を記念して、都内で「親子で講談の会」を開催した。

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「講談えほん」発売記念イベント 来場者に張り扇をレクチャー

 講談社創業110周年記念企画として刊行された講談えほんシリーズは全6巻となっており、11月28日に「宮本武蔵 山田真龍軒」「大岡越前 しばられ地蔵」「西行 鼓ヶ滝」が同時発売となった。この「親子で講談の会」で神田は「違袖の音吉」を披露。登場人物が乗り移ったかのような巧みな話術、大きな身振り手振りで子供からも大きな笑いを取り、講談の後は来場者に張り扇をレクチャーして講談の楽しさを伝えた。

 イベント後の囲み会見では、自身の子供も絵本が好きなことを明かし「うちは100冊以上あるんですけど、子供ってシビアで、嫌いな絵本は見向きもしないんですよ。好きな絵本を何度も何度も読んで、好きなページもあるんですよ。細かくこの子は何におもしろさを感じているのか、注目して読んであげるとおもしろいです」と自身の読み聞かせエピソードを披露。

 売れ行きが気になるか聞かれると、「この先に未来のお客様がいたり、ひょっとしたら未来の講談師がこの絵本の地続きにいると思うと、やはり販売部数は気になります。あとは学校の図書館や児童館とか部数には繋がらないかもしれないけど、多くの人の目に触れてもらえるのであれば非常に嬉しいです」と願いを語った。最後に「これを見れば講談が好きになる。お子さまも大人も楽しめるものになっていると思います」と強調した。

ENCOUNT編集部